第1位 春風亭一之輔
春風亭一之輔が真打(ガイド注:落語家の中で最も高い資格)に昇進したのは、昨年の3月。真打になってまだ1年そこそこなのですが、ただの昇進ではなかった。なんと、21人抜きの大抜擢だったのです。通常入門から14-5年で真打になるのに対し、11年での抜擢。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの落語家です。年齢はまだ30代半ばと若いのですが、何事にも動じず常に落ち着いています。真打披露興行の際も50日間連続興行を1人でこなしたのですが、プレッシャーに感じている素振りも見せず、堂々と演じ続ける姿は印象的でした。その安定した技術は、二つ目の頃から逸材と言われており、今や落語界全体が彼を担ぎ、盛り上げています。彼が注目される一方で、それ以外の若い落語家も負けじと実力を磨いており、これからの落語界の盛り上がりが非常に楽しみです。いかがだったでしょうか。今回ご紹介した落語家以外にも素晴らしい落語家はいっぱいいます。ぜひ、自分に合う落語家を探してみてください。