まずは安全装備をチェック!
そこで、ママと子どもが行動するときに役立ってくれるクルマについて、装備の面から具体的に考えてみましょう。まずなんといっても、いざという時に乗せている子どもを守ってくれるという観点から、安全装備の充実度は要チェック項目です。たとえば後席の3点式ELRシートベルト、ABS(アンチロックブレーキ)、エアバッグ、それに横滑り防止装置、衝突回避支援システムなどを装備しているかどうか、チェックしてみます。もちろん、見た目の印象、燃費の良さもママにとっては大切ですから、予算内でいいなと思うクルマをピックアップしてから確認してみてもいいと思います。
後から装着できない便利装備は事前に確認!
片手でラクラク解錠できるスマートキーシステム
我が家流の使い勝手を考えてみましょう!
それらを踏まえた上で外せないのが、それぞれの家庭状況による使い勝手の良さです。具体的には、1:実際に運転席の視界が広く、狭い路地や駐車場でも取り回しがラクにでき、ママが運転しやすいか、
2:ドアの開く角度が広く、眠ってしまった子どもや横抱きの乳児の乗せ降ろしがラクにできるか
3:幼児が一人で乗り降りしやすいステップの高さかどうか
4:チャイルドシートへの乗せ降ろしがラクにできる室内の高さと広さがあるか、
5:あったらいいなと思えるところに収納スペースがあるか
6:A型ベビーカー(ほぼフラットまでリクライニングする生後約1か月頃から使用できる)がラクに積めるか
7:荷物を乗せるカーゴスペースが広く、使いやすい工夫がされているか
8:室内でおむつ交換ができるか
など、ママと子どもの使い勝手の良し悪しを細かく見ていくと、それぞれにぴったりなクルマが見えてくるはずです。
ママの運転のしやすさと子どもへの配慮があるクルマを
段差が少なく、乗り降りがスムーズなフロアかどうかもチェックしたい
また、軽自動車ならハイトワゴン(背の高いワゴン)系のスペーシア(スズキ)、N BOXとN BOX+(ホンダ)、タント(ダイハツ)は、軽自動車とは思えない室内の広さと使い勝手の良さでおすすめ。 ハイトワゴンほど車内の天井は高くないものの、適度な室内の広さを備え、注目されているのが、軽自動車初の衝突回避システムと低燃費を備えたムーヴ(ダイハツ)、高い走行安定性を持ち、追突事故軽減のためのエマージェンシーストップシグナルという機能を軽自動車で初めて採用したN ONE(ホンダ)も、軽自動車という枠を通り越した高い安全性をいち早く取り入れています。
具体例で挙げたクルマたちは、一般的なファミリーカーにも当てはまるもの。ママと子どものためのクルマの選び方は、あくまでもケースバイケースです。もし迷ったら、ここで挙げたクルマを指標にして、自分にぴったりなクルマを見つけてください。