商品先物取引にミドルリスクで挑戦する方法
商品市場のボラティリティが非常に大きくなっています。そのため、ほかの金融商ハイリスクな商品先物取引
たとえば、東京金の場合、取引に必要な証拠金は、1枚=1000グラム=138000円です。金の価格が1グラム=4500円であれば、450万円。つまり、138000円の資金で450万円分の取引ができるということです。
金やプラチナは、値動きのレバレッジは1000倍です。ということは、100円動けば1枚(1取引単位)あたり、10万円、1000円動けば100万円の損益になります。原油や大豆、とうもろこしでも50倍なので、1000円動けば1枚で5万円の損益です。
そして商品相場は、株や為替以上に値動きが激しいのです。たとえばFXの米ドル円は、通常は1日で1~2円程度しか動きませんが、プラチナで100円、ガソリンで1000円程度動くのは日常茶飯事です。
ということは、10枚トレードするだけで、1日50万円~100万円といった利益を出すことも容易であるというわけです。だからこそ、リーマンショック前後で、自己資金300万円から始めた会社員が、3カ月~半年で1億円儲かった、という人が続出したわけです。
逆に言うと、それだけリスクが高いということです。先ほどの逆パターンで、300万円で始めても、1億円損するリスクもあるわけです。(実際にはその前に資金が尽きて、強制ロスカットされてしまいますが)
そのため、CXではFX以上に多めの証拠金が必要になっています。
前述の金の例だと、1枚で138000円の証拠金が必要ですから、FXの1枚(1万通貨単位)と比べて4倍程度です。損益のレバレッジは1000倍ですが、証拠金を含めた実効レバレッジは、26倍程度まで軽減されているのです。それに比べて、穀物のひとつ「コーン」は損益のレバレッジが50倍なので、証拠金は1枚=6万円程度と少なくなり、この場合の実効レバレッジは15倍程度です。
もっと低リスクから始めたい、もっと少ない資金から始めたい、という場合は、通常の金の10分の1のサイズになった「金ミニ」、通常の白金の5分の1のサイズの「白金ミニ」という銘柄があります。FXでも、一般的には1万通貨単位からの取引ですが、その10分の1の1000通貨単位で取引できるFX会社があるのと同じです。
金ミニは1枚=13800円、白金ミニは1枚=24000円の証拠金で取引できます。
損益のレバレッジも10分の1の100倍ですから、証拠金を含めた実効レバレッジは、通常の金先物とほぼ同じ26倍程度です。これならばミドルリスク・ミドルリターンですから、「まずは小さく始めてみたい」という人に最適な銘柄です。
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