梅雨時の部屋干し&湿度対策家電
部屋干し対策~除湿機・エアコン・扇風機の使い分け
特に悩ましいのが、毎日でる洗濯物対策。All About・生活トレンド研究所の調査によると、梅雨時に部屋干しをしている人は【42.8%】と最も多いという結果になりました。さらに、部屋干しをしている人に対し「何か家電を使っているか?」の回答では、エアコン・除湿機・扇風機があがりましたが、どれも似たような割合となっていました。この結果を見る限り「部屋干しにはコレ!」といった決め手に欠けているのか、皆さんが悩んでいる様子が伺えます。では、どんな時にどの家電を使うのが有効なのでしょうか?梅雨から夏に向けては湿度が60%を超える日が増えてきます。そこで決め手となるのは【温度】です。それでは、状況別に適したモノが何なのか整理してみましょう。(※温度はおおよその目安ですので、あくまでご参考まで!)
涼しい雨の日~除湿機がおすすめ!
室温が20℃くらいまでの日であれば、湿気だけを取り除いてくれる「除湿機」が効率的でしょう。エアコンの「除湿」の場合、普通の除湿だと室温が下がってしまい肌寒い感じになりますし、室温を下げずに湿度だけ取ってくれる「再熱除湿」の場合、除湿機よりは電気代が高くなってしまいます。ちなみに、梅雨~夏に向けてのシーズンに適している除湿機は【コンプレッサー】タイプ。温度が高い時に除湿能力が高く消費電力も少ないということで、高温多湿な日本の夏には最適です。■おすすめ除湿機
三菱:部屋干し3Dムーブアイ
エアコンに搭載されている独自のセンサー「ムーブアイ」で、洗濯物自体の乾き具合をチェックし、ムダなくムラなく効率良く乾かしてくれます。厚手の衣類もしっかり乾燥でき、生乾きもなし!
三菱 除湿乾燥機(木造14畳/コンクリート造28畳まで ホワイト)MITSUBISHI MJ-120JX-W
温度が高い雨の日~エアコンがおすすめ!
室温が27~28℃を超えるような日であれば、除湿機はどうしても室温が上がるので、湿度だけでなく温度も一緒に下げてくれる「エアコン」が最適。除湿機は、コンプレッサー式でも1~2度、デシカント式では6~7度上がってってしまいますので、ただでさえ暑い室温をさらに上げてしまうのは得策ではありません。納戸や客間など、人が使わない空き部屋でない限り、エアコンを使うのがおすすめです。■おすすめエアコン
パナソニック・Xシリーズ
除湿モードが3つあり、状況に応じて選べるのが◎「衣類乾燥モード」は、約5kgの部屋干し衣類を、約1時間45分でスピーディに乾かしてくれます。ナノイー搭載なので、部屋干し臭も気になりません。
温度も温度もそこそこの日~扇風機
温度が高くも低くも無い20℃~25・26℃程度の日であれば、洗濯物の湿気で多少湿度が上がってもそんなに不快な印象にはなりません。そんな時は「扇風機」を使うのも良いでしょう。時間は多少かかるかもしれませんが、電気代はお得です。ただし、湿度が80%を超えるような日は例外!やはり除湿機に頼りましょう。最近は、温度・湿度を感知し、湿度が高すぎたり温度が高いとお知らせしてくれる機能が付いた扇風機も登場しています。洗濯用の機能ではありませんが、目安にして使うのも良いでしょう。■おすすめ扇風機
シャープ・スリムファンイオン
温度・湿度の上昇をみはってお知らせする「高温・高湿みはり」機能搭載なので、扇風機でOKか否かの目安に活用できます。また、プラズマクラスターで生乾き臭を脱臭する「衣類脱臭モード」があるのも便利。
シャープ 【扇風機】DCモーター搭載 スリムイオンファン(リモコン付 ホワイト系)SHARP 高濃度「プラズマクラスター25000」搭載 PF-FTC1-W
以上ように、室内の状況に応じて上手に使い分ければ、部屋干しも快適かつ省エネにすることができますので、手もちの家電を有効に使ってみて下さい。また除湿機は移動ができるので、押し入れやクローゼット・玄関・廊下・洗面所・風呂と、いろいろな場所で使えるのが長所。エアコンが無くて湿気が気になる場所があれば、ぜひ積極的に活用して下さい。
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