注文住宅/建築費用・見積りの読み方を知る

家づくり-コストアップする要因・ダウンする要因

建築雑誌や展示場の素敵な家を見ると、夢は膨らみ、どうしても予算オーバーになりがちです。まして注文住宅は分譲住宅と違ってグレードに応じて建築工事費はどんどん変わります。はじめて家をつくる人にコストを意識して下さいというのもむずかしい話です。まずは全体予算を伝えながらやり取りをしていきましょう。それでも建築工事費に対しての意識は持ち合わせていることが大切です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

コストに対しての心構えをもつ

建築雑誌や展示場の素敵な家を見ると、夢は膨らみ、どうしても予算オーバーになりがちです。まして注文住宅は分譲住宅と違ってグレードに応じて建築工事費はどんどん変わります。工事中の変更なども予想外にアップになったりもします。

はじめて家をつくる人にコストを意識して下さいというのもむずかしい話です。まずは全体予算を伝えながらやり取りをしていきましょう。それでも建築工事費に対しての意識は持ち合わせていることが大切です。では、その考え方はどのように持てばよいのでしょうか。


5%前後の調整か可能

そもそも建築工事費には基礎や骨組みなど躯体部分の工事の他、仕上げ工事費や設備費などが含まれています。この中で基礎や骨組みなど、いわゆる躯体部分は削ることはできないので、コストダウンするには仕上げ工事や設備のグレードを落とすことになります。仮に全体予算が厳しければ躯体部分である床面積を第一に減らすことです。次にグレードです。この2つの方法で規模にもよりますが、建築工事費の約5%前後の調整は可能です。
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杉の無垢材で仕上げた階段→既製品の材料にすればコストダウン


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