美しい壁を手に入れるために
壁を貼ろう、と思ったとき、壁紙の他に必要になるものは糊です。「貼って剥がせる」を実現するには、糊が重要。後から剥がせるタイプの糊が強い味方です。粘着力が強すぎないので、裏面が不織布の壁紙をビニールクロスの上に貼れば、きれいに剥がせます。自分で壁紙を貼るだけでなく、剥がせば元の白い壁に戻せるのが大きなポイント! 裏面が不織布の壁紙は、下地が少しくらい凸凹していてもキレイに貼れる便利な素材です。貼って剥がせる糊は、必要な分だけ水で溶いて作る粉末タイプと、一気に水で溶く面倒がないチューブタイプがあり、使い方にちょっとしたコツがあるのでお店の方に質問しましょう
重要なのは、新たに壁紙を貼ろうと思っている壁がビニールクロスで仕上げられていること(日本の住宅の9割はビニールクロスなので、ほとんどの場合、問題ありません)、貼ろうとしている壁紙の裏面が不織布であること(裏面が紙のタイプだとキレイに剥がしにくい)。
壁紙裏面の素材によって貼り方の手順が異なるので、WALPAや壁紙屋本舗の輸入壁紙貼り方解説ページも確認しておきたいところ。説明を読んだり、動画をチェックしたりしてみると、これならできそう、っていう気持ちになってきますよ。WALPAのスタッフに伺ったところ「最初は小さなスペース、たとえば部屋の4面全部じゃなく、1面だけ試してみるのがおススメ」とのこと。
WALPA STORE東京の、隠れた人気スペース。ピンクのトイレットペーパーで埋め尽くされたかのようなトイレ。本物のトイレットペーハーは1個だけ。トイレは面積が小さいですが、配管などを避ける必要があるので、中~上級者向けなのだとか
小さな空間なら、トイレで試してみてもいいのでは、と尋ねたら、「トイレは配管を避けて貼るのが難しい場合もあります」ということで、それなりの心構えが必要な様子。ただ、トイレをクリアできればもう怖いものナシなので、壁紙貼りをマスターしたい方にはいいかもしれませんね!
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