■光熱費が住宅ローンを圧迫する可能性も高い
次に、光熱費の高騰が実際の家づくりに影響するポイントをみていきましょう。家を手に入れる前に、まず押さえておきたいのは、「住宅ローンの金利変動や2014年、2015年に実施される予定の消費税率の引き上げなどと同様、エネルギーコストの上昇分が生活に大きく影響する可能性がある」ということです。
例えば、住宅ローンを限度額近くまで借り入れをすると、これからの時代、光熱費高騰のために支払いが困難になるという可能性も出てくるのです。FP(ファイナンシャルプランナー)に、住宅ローンの相談する場合は、自ら「光熱費の上昇分を最低5%程度でシミュレーションしてください」と伝えることが、これらかの時代必要になることでしょう。
■光熱費が抑えられる家づくりを意識することが重要
このように色々な影響を見てきて、光熱費がかかる家を手に入れることがこれからの時代、どれだけ生活を圧迫するか実感していただけたでしょう。
光熱費を抑えるために「暑くても寒くても我慢する」という生活も出来ますが、夏には熱中症、冬にはヒートショックで亡くなられる方も少なくありません。そういう意味でも、これから新築で家を手に入れることを考えている人は、「光熱費がかからない」、「エネルギーバランスを考える」ことが大切です。
また、既存の家のリフォームを考えている人も、断熱改修なども含めて検討することをお薦めします。
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