住宅設備・建材の選び方/住宅設備・建材のトレンド

掃除に関する意識調査(2ページ目)

住宅設備機器・建材の総合メーカーであるLIXILでは、一人暮らしの新社会人および新社会人の子供を持つ母親を対象に、掃除に関する意識調査を実施。それぞれの掃除に対する考え方は、どんな違いがあるのでしょうか。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド


普段掃除の時間は15分未満

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水を流すだけで排水口の汚れを洗い流し、お手入れの手間を軽減。[システムキッチン「サンヴァリエ〈リシェル〉」の『くるりん排水口』]

普段の掃除1回に費やす時間は、いずれも半数以上が15分未満と回答。新社会人に比べ、親世代のほうが「居室(リビング)」「キッチン」「浴室」「トイレ」の各場所で15分未満の割合が高く、一回の掃除にかける時間は短いという結果が。

「毎日、ぱぱっと掃除をする親世代」「まとめて頑張る新社会人」ということもあるのでしょうが、掃除をする空間の広さを考えると、「さすが段取りのいい親世代」「まだまだ慣れない新社会人」という方が近いかもしれませんね。

掃除道具の保有率も異なるようです。親世代では一家に一台ある「掃除機」も新社会人では7割強。「ぞうきん」も2人に1人。両方持っていない新社会人も約1割とか。最近では、フローリング用のモップやカーペットクリーナーなどのさまざまなグッズがあるものの、掃除道具の充実も時間に関係してくることもあるでしょう。

「いらないモノを捨てる」春掃除

春に大掛かりな掃除を行う親世代は26.4%、新社会人は21.7%。掃除の内容は、両世代ともに「いらないものを捨てる」がトップとか。衣替えと同時に、新しい生活に向けて、持ち物を整理するいい機会なのでしょう。

年末に行う大掃除と春掃除の内容を比べても、春掃除では「押入れやクローゼットの整理」を行う人の割合が高くなっています。同時に、「玄関・庭・ベランダ等の外回り」の掃除を行う人も増えており、気候のいい時期、暮れの大掃除で掃除しきれなかった部分に手を加えよう、という方も多いのかもしれません。

春の大掃除のメリットは、梅雨入り前にホコリや汚れをキレイにしておくことで「カビ」対策となること、暖かい陽気なので外回りの掃除が楽なこと、新しい生活を始めるタイミングで不要なものを捨てると同時に掃除ができること、などが挙げられます。

季節もタイミングもいいこの時期は、大掃除をしつつ住まいを見直すいい機会。設備機器や建材に不備があるようであれば、補修やメンテナンスを。家族構成やライフスタイルに変化があるのであれば、リフォームを検討してみてもいいかもしれません。最近の設備機器や建材は、掃除のしやすさやお手入れを楽にする工夫が多くみられます。日々の掃除で感じる不便さを明確にして、それらを解消するアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。


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