注文住宅/家づくりのイメージづくり・アイデア

住みたい家のイメージをつくる(3ページ目)

施主がどんな家に住みたいのか、ボンヤリでもイメージがつかめていて、それを上手く伝えられれば設計者はそこからひも解き、形にしていきます。はっきりとしたイメージをつくることも大切ですが、建築家などに依頼をしているのであれば、むしろボンヤリしたイメージの方が良い場合もあるのです。ボンヤリとしたイメージというのはどんなイメージをいうのでしょうか?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


ゾーニングからその先は?

ゾーニング計画が終われば次に間取りです。好きであれば自分でたたき台をつくるのも結構です。しかしプロの設計士にお願いしているのであれば、プロの設計士の想像力にゆだねた方が施主の考え以上のプランを提案してくれるでしょう。

ただボンヤリでもゾーニングを行うことは建築への理解、生活の見直しなど、自分なりの考えがまとまってくるのです。仮に設計士がとても良い間取りを提案してもそれを受け入れる器量がなければ、良い間取りなのかそれとも悪い間取りなのかの判断もつかなくなります。

実際に下記の間取りをはじめに提案した際、廊下・ギャラリーが無駄な空間ではないかという指摘を受けたのですが、打ち合わせの途中に「多目的ホールのような使い方をして下さい」と説明をした途端、奥様の表情が変わりました。どうも、廊下・ギャラリーという室名からイメージがわかなかったようです。

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設計:佐川旭建築研究所


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