ラサ発秘境ヤムドク湖~シガツェへ向かう1泊2日の旅
チベットといえば、中国西寧よりチベットラサまでを走る「青蔵鉄道」を利用されるツアーに参加される方も多いのでは。チベット仏教を存分に楽しめるラサ観光に加え、お時間があれば、こんなオプショナルツアーも。今回紹介するのは、ラサ郊外にあるシガツェへ向かう1泊2日のオプショナルツアー。外国人はチベットに入境する際、個人旅行であってもツアーでの申し込みが必要となるため、今回ご紹介するツアーも、現地へ向かう前に手配されることをおすすめします。
○ヤムドク湖
富士山と同じくらいの標高であるラサからさらにのぼること4750m。カンパラ峠を越えると、高山病の息苦しさを忘れてしまうほど絶景の地ヤムドク湖が眼下に広がります。ここヤムドク湖は、チベット三大聖湖の一つ、エメラルドグリーン色にみえることから「トルコ石の湖」とよばれています。
○シガツェ
チベット第2の都市とされ、ラサツアーにも組み込まれることも多い都市。
・タシルンポ寺
第1世ダライラマが1447年に建立した寺として知られています。寺の内部も見学することができ、多くの若い僧侶の修行の光景をじかに目にすることができます。この寺のみどころは、なんといっても大弥勒殿。内部にある高さ26.2mある金やダイヤなどがあしらわれた弥勒像は壮観です。
・シガツェ・ゾン
市街地の北側、山の上に築かれた城。ラサにあるポタラ宮をまねてつくられたことから、「小ポタラ宮」と呼ばれています。
○車窓からの風景
ラサからシガツェへ向かう車窓からは、チベット遊牧民の生活を直接目にすることができます。チベット原住民の民家、毛長牛ヤクを使っての農耕作業や羊やヤギをつれた遊牧民の日常風景など。現代日本ではもう目にすることはできない光景にきっと驚かれることでしょう。