マレーシア/マレーシアの観光・世界遺産・ゴルフ

マレーシアでゴルフ

マレーシアは「ゴルフ天国」です。世界的に有名な2大ツアーが開催される名門コースから、比較的リーズナブルなコースまで多数。政府が「ゴルフ立国」をめざし、国をあげて力を入れています。首都クアラルンプールでゴルフを楽しむなら、送迎付きの1日ゴルフツアーがおすすすめ。リゾート地でゴルフを楽しむなら、ゴルフ場付きのホテルを選びましょう。

古川 音

執筆者:古川 音

マレーシアガイド

マレーシアはゴルフ天国。政府も「ゴルフ立国」と目指し力を入れている

サウジャナ

Maybank Malaysian Open の様子。観客は炎天下での観戦になる

マレーシアには世界的に有名な2つのゴルフツアーがあります。2012年に51回目を迎える歴史ある「マレーシアオープン」、そして、宮里藍選手が出場したことでも知られる「LPGAマレーシア」です。 クアラルンプールには、街の中心地から車で1時間以内に40ほどのゴルフ場があり、プレーフィーも比較的割安。片山選手がプレーしたことでも知られてる「サウジャナ・ゴルフ&カントリークラブ」、アジアで2番目の歴史を持つ名門コース「ロイヤルセランゴール・ゴルフクラブ」など、名門コースもあります。

テンプラー

テンプラーパーク・カントリークラブ。在馬日本人ビジネスマンの社交場

なかでも「テンプラーパーク・カントリークラブ(TPCC)」は、ジャンボ尾崎さんがコース設計に携わり、谷越え、池越え、打ちおろしなど起伏に富んだおもしろいコース。プレー後は、海外ではめずらしい大浴場の湯船に浸かってゆっくり。お風呂で疲れを癒したら、南国気分満点のレストランで、マレーシア名物のカントニーズイーミー(餡かけ焼きそば)を注文し、タイガービールで乾杯するのが、TPCCの定番です。

 

ちなみに、現地マレーシア人の間でもゴルフは人気のスポーツです。世界のゴルフツアーはテレビで放映されていますし、接待ゴルフもいたってノーマル。ゴルフレッスンに通っているちびっこ達も多くいます。これは、マレーシア政府が「ゴルフ立国」をめざして、ゴルフ道具やバギー輸入に関税をかけないなどの措置をとっているため、ゴルフを身近なスポーツです。

マレーシアのゴルフラウンドの予算

テンプラーパーク

南国ならではの熱帯雨林が生い茂るゴルフ場。スコールと脱水には注意しよう

マレーシアには公共のゴルフ場もありますが、旅行でわざわざ訪れるのであれば、プライベートのゴルフ場をおすすめします。プレーフィーはコースによって様々ですが、目安としてはビジター平日で250リンギ(約7,500円)、祝日で350リンギ(約10,500円)ぐらい。これを大きく下回る金額になると、フェアウェイの芝が生え放題でラフになっていたり、グリーンに落ち葉が積もっていたりと整備はあまり期待できません。プレーフィー以外にカートフィー、キャディーフィーが必要になることもあります。また、日本と同じで、メジャーなゴルフ場は2人プレーの場合は平日のみの受け付けです。

クアラルンプールでゴルフを楽しみたいなら、現地旅行会社が主催する送迎こみのツアーに申し込むのが便利です。ウェンディーツアゴルフツアーであれば、先述の「テンプラーパーク」が送迎こみで平日1人510リンギ(約15,300円)です。

また、ランカウイ、キャメロンハイランド、コタキナバルなどの観光地でもゴルフを楽しむことができます。これらの観光地は、ゴルフ場がリゾートホテルに併設している場合が多いので、ホテル選びのときに確認すること。ゴルフ場が送迎を行っていることもあります。

マレーシアならではのゴルフ事情

バギー

バギーは2人用、4人用の2種あり。リモコンは無い (写真提供:ウェンディーツアー)

マレーシアのゴルフは、スルーです。つまりハーフの休憩はなく一気に18ホールまわります。炎天下のプレーですから、帽子の着用と水分補給は絶対に忘れないように。コース途中の茶屋が無いところもたまにあるので、ペットボトルの水を携帯しましょう。また季節によっては突然のスコールに襲われることがあります。たいてい30分ほどで雨はやみますが、ずぶ濡れは覚悟。着替えはお忘れなく。

服装に関しては、実際のところあまり細かくチェックはされませんが、ゴルフシューズ、襟ありのウェア、上着はズボンに入れるなど日本と同じルールを守っていれば問題ありません。

キャディさんは、プレー日やコースによって、必ず付けなければいけないか、選べるかが変わります。テンプラーパーク・カントリークラブのキャディさんはとっても明るくて話し上手。カタコトの英語で大いに盛り上がり、海外ゴルフを満喫できること間違いなし。また、グレンマリーゴルフ場などでは、男性のキャディさんがつくことも。こちらは腕に自信があるキャディーさんが多く、的確なアドバイスをもらえることもあるそうです。

ここで、マレーシア人のキャディさんと盛り上がるマレー語を2つ紹介しておきますね。グッドショット!のときは、マレー語ですばらしいという意味の「バグース!」(Bagus)。反対にミスってしまってやばい!ときは、マレー語であらまっの意味の「アラマ!」(Alamak)です。キャディさんへのチップは気持ち次第ですが、プレーヤー1人につき10リンギ(約300円)ほど渡すのがスマート。南国マレーシアで思い出にのこるゴルフを楽しんでください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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