おなじみのあの掛け声、由来は?

相撲の掛け声としておなじみのあの掛け声「ハッケヨイ(ハッキヨイ) ノコッタ」。子供同士の相撲などで何気なく使ったことのある方も少なくないと思いますが、子供にその意味を聞かれたら、さてあなたは答えられますか?

まず、言うタイミングもあります。行司は、土俵で力士が見合っているとき「かまえて」「見合って」などと声をかけます。そして制限時間になると「待ったなし」などと声を高め、力士の精神を集中させます。いよいよ両力士が立ち上がったとき、軍配を引くと同時に発せられるのが「ハッケヨイ ノコッタ」なのです。

その由来には諸説ありますが、1つは、“気分を高めて全力勝負せよ”という意味の「発気揚揚」がつまったという説。

2つ目は、「当たるも八卦当たらぬも八卦」の「八卦(はっけ)」語源だという説。そもそも八卦とは、古代中国から伝わる易(占い)における8つの基本図像で「良い八卦になった」という意味で「八卦良い」という言葉が、「ハッケヨイ」に変化したというもの。

3つ目は、『早競へ(はやきほへ)』が語源という説。文字通り「早く競いなさい」というかけ声から来ているというもの(個人的には無理があるように思いますが……)。

そして「ノコッタ」は、漢字では「残った」と書けば一目瞭然です。つまり、両力士とも土俵に“残って”いて勝負がついていないと知らせる掛け声です。

まとめると、まわしをがっちり掴んで動かないときは「ハッキヨイ!」、技をかけている時ときは「ノコッタ!」と言うのが正しい方法。

相撲観戦をする場合や、子供相撲などで行司をする機会など、意味を知ってより相撲の面白みを感じて下さい。



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