バラエティに富んだ四股名

四股名(昔は醜名と書いたそう)は、ご存知の通り力士の名前ですが、ステレオタイプな~山、~川、~海という四股名以外にも最近はバラエティに富んでいて、番付表を眺めるだけでも楽しくなりますので、四股名に関する知識をいくつかご紹介します。

最近は減ってきているそうですが、出身地や故郷ゆかりの言葉を入れたもの
土佐ノ海=高知県、霧島=鹿児島県、岩木山=青森県など

外国人力士の四股名も面白いです。
把瑠都=エストニア、風富山(カザフザン)=カザフスタン、大砂嵐(オオスナアラシ)=エジプト、大露羅(オオロラ)=ロシアなど

部屋に代々伝わる四股名
朝潮(高砂部屋)
柏戸、藤川(伊勢ノ海部屋)など

母校からとった四股名
栃栄、豪栄道 =埼玉栄高等学校
朝青龍明徳 =明徳義塾高等学校など

実は本名(出世すると改名することが多い)
垣添、出島、十文字、福岡(現隠岐の海)などなど

便利なのが部屋由来の漢字です。四股名に入っている漢字を見れば、どこの部屋の出身かがわかるのです。

琴=佐渡ケ嶽部屋(琴奨菊、琴欧洲など)
栃=春日野部屋(栃ノ心、栃乃洋など)
玉=片男波部屋(玉乃島など)
魁=友綱部屋か放駒部屋(魁皇、魁聖など)
風=尾車部屋(嘉風、星風など)
旭=大島部屋(旭天鵬など)
千代=九重部屋(千代ノ富士、千代大海など)
他にも色々あります。

現在番付に載っている力士の四股名で変わったものもいくつか。
勢(いきおい)、鋼(はがね)、魁(さきがけ)、蘇(イケル)、吐合(はきあい)、鰤の里(ぶりのさと)、右肩上(みぎかたあがり)など。

大砂嵐金太郎とか、豪栄道豪太郎(豪太郎は本名)、鶴竜力三郎とかフルネームでみると面白い四股名もあり、その四股名に込められたものや、歴史やいわれなど知れば知るほど面白いです。


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