家計簿に自己投資費をいれましょう
皆さんの家計簿には「自己投資費」という項目はありますか? まだない、という方はぜひ項目を設けてみましょう!自己投資とは、将来の収入アップを図るものや将来の自分のために使うお金のことです。消費だけの日々ではなく、自分の可能性を広げるためにお金を使いましょう。状況や環境が変わっても豊かに暮らすために、年老いても豊かに幸せに生きるために、お金と時間と労力を自分に投資します。
自己投資というと資格取得を連想するかもしれませんが、資格取得に限らず、読書やセミナー受講費、健康診断や健康維持のためのスポーツジム代、仕事に必要な洋服やお化粧品、視野を広げるための旅行代などがあり、定義としては「将来お金を生み出す可能性のある支出」が自己投資費となります。できれば収入の1割程度はこの自己投資費に使ってほしいと感じます。
「投資」には自己投資以外にも、資産運用などの金融投資、自宅や職場の物品を充実させるための設備投資などありますが、自己投資ほど高い利息がついて戻ってくるものはないと感じます。
しかし、自己投資は「投資」というだけあり、もちろんリスクがあります。つまり失敗もあるわけです。私が近年失敗した自己投資は「英会話教材」でした。海外に行くと、英語が堪能になりたいといつも思います。それで英会話教材を手にしたけれども、結局は続かない……。
1~2年に一度位しか海外にも行かないので、日常生活では困らず、どんどん面倒臭くなってきたのです。しかし、救われた点は何万円もするような教材ではなく、1500円程度の本とCDだったということです。皆さんも同じような経験をしたことありませんか?
自己投資にお金を投じるときの注意点
自己投資費を「将来お金を生み出す可能性のある支出」にするためにも、考えて欲しいことがあります。1.大好きなことを選ぶ
資格や講座を選択する時も「お金になりそう」「職に困らなそう」という観点ではなく、自分の大好きなことや興味がありワクワクするモノを選択することが大切になります。大好きなことやワクワクすることだと人は、時間を忘れて夢中になることができます。さらに、くじけそうになっても踏ん張ることができます。
2.小さく始める
いきなり大金をつぎ込むのではなく、まずは自分を試すという意味で、損をしても家計に支障がでない程度のことから始めてみましょう。
3.「お金を出してでも学びたい」というものを選ぶ!
お金をかけて勉強しても、必ずしも収入に繋がるかどうかわからない……そんなことにお金をかけるのはもったいないのではないか? 日々やり繰りをして、家計を支えている主婦の方はこのように感じると思います。
しかし、本当にやりたいことを我慢してまで家計を守っても、笑顔が絶えてしまうのではないでしょうか? 自分の人生の充実感を犠牲にしてまで家計を守っても、子どもが自立した後、空虚感だけが残るのではないでしょうか?
もっと若ければ……あの時やっておけば、などと後悔するような人生は送ってほしくありません。お金は後悔するために貯めるものではなく、人生をより素晴らしいものにするために使うものです。
以前の私もそのように感じて、新しいことに挑戦することに消極的になっていました。しかし、ファイナンシャル・プランナーの勉強をすればするほど、もっと知りたい! もっと学びたい! という想いがどんどん強くなり、お金を投じて学びたいと思うようになりました。
そうしたら、もう一直線です、今ではファイナンシャル・プランナーという資格を生かして、大好きな「お金」についてお伝えする仕事に、ライフワークとして取り組むことができるようになりました。
家計簿や家計管理する上で「自己投資費」を入れてあげると、自分と家族が幸せになるために必要なお金だと認識できるようになります。
そうしたら、堂々と学ぶことができるはずです。自己投資費も食費や交際費同様、とても大切な項目なのです。大人になってからの勉強は、学生の頃と違いとても楽しいものです。より素晴らしい人生を送る為に大切な自己投資、あなたも始めてみませんか?
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