シビアな話だからこそ、事前の話し合いが大切
結婚が前提にしろ、結婚は考えていないにしろ、同棲生活で一番のトラブルになるのは、シビアなようですが「お金」の問題です。恋人同士でもけじめをつけないと、喧嘩の原因になります……というか、周囲では、同棲を解消をして別れたカップルのほとんどが、このお金を巡るトラブルだったのです。
お金のトラブルは、家族でさえも遺恨を残すもの。
きちんとルールを決めておきましょう。
■同棲生活で、二人で支払わなければならないもの
まず、絶対に毎月支払う必要があるのが、家賃、公共料金、NHKの受信料など。
そして、食費や、洗剤やごみ袋、トイレットペーパーなどの生活雑貨費も必要です。
さらに、どちらかがもともと暮していて、そこで一緒に暮すのであればある程度の生活必需品は揃ってますが、そうでない場合はテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電や家具、食器などを購入する必要もあります。
これらのお金をどう支払うかは、暮らす前(家を借りる前)にきちんと話し合っておきましょう。基本的には家計ノートを作り、すべて折半にしたほうが揉めません。
■これだけは、はっきりさせましょう
- 家賃や公共料金は口座引き落としにする場合、誰の名義で通帳を作るのかということ。新規で「同棲生活専用」の通帳を作らないと、どちらかの給与振り込み口座からの引き落としにした場合、相手がお金を払ってくれないと自分が負担しなければならなくなります。
- 食費や生活雑貨費などをある程度、給料日ごとに割り勘で出し合い、口座にプールしておくか、お互いに立て替えて買ってきたものを定期的に精算し合いましょう。
- アパートにしてもマンションにしても、「家」は色々とトラブルがつきもの。エアコンが壊れた、排水が詰まったなどの修理修繕費用がかかることはよくあります。二人でお金を準備しておきましょう。
- 同棲を解消することになった場合、購入した電化製品や家具などはどう分けあうか決めておきましょう。
あまり細かい決まりを作ってしまうと、窮屈になってしまいますが、お金の問題だけは、事前の話し合いが大切です。
面倒がらないで、真面目に話し合ってくれるか……。
これも、同棲しても大丈夫な相手かどうかを見極める大切なポイントです。