FX・外国為替証拠金取引/FXの口座開設・取引の仕方

FX時間帯別の攻略法は「草食と肉食」で考える(2ページ目)

まいど、相場の福の神こと藤本です。FX(外国為替証拠金取引)は基本24時間取引が可能です。しかし、時間帯別に攻略方法が異なります。その攻略法のキーワードは、「草食」と「肉食」です。さてその攻略方法とは……?

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

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ドル円の時間帯別変動値幅

ドル円の時間帯別値幅

ドル円の時間帯別値幅(2013年2月25日~3月1日)


こちらの表が、2013年2月28日から3月1日の週の、24時間の時間帯別のドル円の値幅です。これを見ると、1日4回、値幅が大きくなる時間帯があることがわかります。まずは、10時頃の東京タイムの仲値に向けてです。その次は、東京タイムが終わり、欧州タイムが始まり17時過ぎです。最も値幅が大きいのは、ロンドンフィキシングとニューヨークオプションの重なる24時前後です。最後は、ロンドンが終わって、流動性が落ちるニューヨーククローズに掛けてです。

FXについての福の神ワンポイントアドバイス

FX取引で利益を出そうと思えば、値幅が大きく動くときが狙い目です。サラリーマンの場合、東京タイムや、ロンドンタイム序盤は忙しいので、寝る前の24:00頃が狙い目でしょう。

また、市場によって取引参加者が異なります。東京タイムの取引参加者は東京を中心とするアジア勢です。アジア人は元々に農耕民族で「草食」。投資の世界でも、上昇(下降)トレンドにドンドン乗って行くより、高くなれば売り、安くなれば買う逆張りが基本です。だから、東京タイムの仲値後は、レンジ相場となりがちです。17時を過ぎると欧州勢のロンドンタイムになります。欧米人は狩猟民族で「肉食」です。投資でも、トレンド好きで順張りが基本。上下どちらかに動き始めると上昇(下降)トレンドが続きがちです。NYタイムに入っても、同じ「肉食」でトレンドが続く場合が多いです。その後、ニューヨーククローズに掛けて、利食いの動きで逆の方向に反落(反発)するという訳です。

時間帯別によって、「草食」「肉食」と投資家の気質が異なりますので、これに合わせた取引手法を取る事が、FX取引のコツでしょう。


*投資判断の参考にするための情報提供を目的に作成されたもので、投資の勧誘ないし特定の銘柄を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身で判断されるようお願いいたします。
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