犬ぞりは、乗るだけの「Riding」か、運転する「Driving」のどちらかを選択
19世紀の終わり、ローアル・アムンセンといった世界的に有名な探検家達が北極圏での経験を積んだこの地で、犬ぞりを体験してみませんか? 運が良ければ、夜空にオーロラが見える時もあるそうです。夜の犬ぞりツアーは18時頃、市内の中心地に集合して、貸し切りバスで片道20分、郊外の犬ぞりポイントへと向かいます。到着しますと、自前の服が汚れないようスキーウェアー、長靴を貸し与えられますので、すぐにその場で着用します。準備が整ったところで、いざ犬ぞりのスタート地点へ。
犬ぞりは、乗るだけの「Riding」か、運転する「Driving」のどちらかを予約時に選択するようになっています。ちなみに私たちはDrivingを予約しました(料金はRidingでもDrivingでも同一です)。
犬ぞりの運転は、実はかなりの体力を要します。登り坂では犬だけのパワーでは登るのが大変なので、運転手はそりを降りて、そりを押すような形で走らなければなりませんし、緩い登り坂でも、時々、片足で雪を蹴るようにして、そりを後押しする必要があります。
こうしてそりを運転すること30分。終点に到着したところで、運転手交代。往路は私の連れが中に座っていたので、復路は私が中に座ります。犬ぞりの乗り心地は「決して良いものではない!」が正直な私の感想でした。
犬ぞり体験の後は、暖炉の燃え盛るサミー族のテントで、暖かい夕食です。メニューはサミー族のミネストローネ、トナカイ肉の煮込み、そしてコーヒーか紅茶にケーキでした。
ここでの犬ぞりツアーは、私たちが体験したイブニング・ツアーのほかに、デイ・タイム・ツアー、サミー族のテントで眠るオーロラ・キャンプ、8時間そりを楽しむ1日ツアー、大自然の中を犬ぞりで移動して簡易テントで眠る2日・5日のツアーもありますので、冒険好きな方は、お試しになるのも楽しいかと思います。
■Tromso Villmarkssenter-Dog Sledding
住所:Straumsvegen 603 9100 Kvaløysletta
イブニング・ツアー時間:18:30-22:15
開催期間:11月1日~5月1日(雪がある期間)
公式ホームページ:Tromso Villmarkssenter-Dog Sledding
※上記データは記事公開時点のものです。