大理石が贅沢に使われたフレデリクス教会
フレデリクス教会は、デンマークの女王が住むアマリエンボー宮殿からほど近い場所にあります。ノルウェー産の大理石を贅沢に使って建てられたロマネスク・バロック様式の美しい教会で、「大理石教会」とも呼ばれています。この教会の建造を始めたのは、アマリエンボー宮殿とその周辺を設計した建築家のニコライ・アイトブでした。しかし1754年に彼は死去し、その後、建築はフランス人のジャーディンに引き継がれました。ところが、高価なノルウェー産の大理石をふんだんに使用したことから予算が不足し、工事は、当時の首相ストルエンセにより中止させられてしまったそうです。1770年のことでした。
それからおよそ1世紀が過ぎ、1894年、ロマネスク・バロック様式の美しいこの教会がついに完成しました。教会の内部は見学可能です。気品のある外観だけでなく、全面的に大理石で造られた聖堂を、時間があればぜひ見て行ってください。毎日行われているガイドツアーに参加すれば、ドームの頂上に登ることもできます。
■フレデリクス教会
・住所:Frederiksgade4
・営業時間:
【月・火・木曜】10:00~17:00
【水曜】10:00~18:00
【金~日曜】12:00~17:00
・定休日:なし
・公式HP:http://www.marmorkirken.dk
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