TPPで儲かる関連銘柄はコレ!

TPP加盟国と将来の加盟国の指導者(2010年)出典:ウィキペディア

TPP加盟国と将来の加盟国の指導者(2010年)出典:ウィキペディア

まいど、相場の福の神こと藤本です。「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がありますが、株式投資はまさにこの言葉を体現している世界です。
「半歩先読み投資術」では、世の中の様々なニュースを半歩先読みして、そのニュースから藤本が連想(半歩先読み)した個別銘柄をご紹介いたします。
今回は、「TPPで儲かる関連銘柄はコレ!」です。

TPPは株価にプラス

野村証券が2月25日のレポートで今年末の日経平均目標株価を従来の12500円から14500円に一気に引き上げています。この理由として、先日の日米首脳会談を受けてTPP参加の確度が高まり、「TPP参加によってPER(株価収益率)のレンジが12-14倍から14-16倍に引きあがると想定した」「グローバルファンドによる日本株への関心が一段と強まるだろう」としています。

実際にTPPに参加する事によって、日本経済が活性化し、その結果、株価が上昇するかどうかは、誰も判りません。しかし、日本最大の証券会社である野村証券のレポートに「TPPが株価にプラス」との表記がある事は半歩先読み投資にとって非常に重要な「風」です。半歩先読み投資においては、「本当に想定したとおりになるか」は実は重要ではありません。株式投資家が、そのように「想定するか」どうかが最も重要なのです。

だから、TPPに関しては「参加→株式上昇、不参加→株式下落」ということが、半歩先読みの基準となります。

平均関税率を考えよう

TPPとは、お互いの関税を無税にして、貿易を活性化させることによって、参加諸国の経済を成長させる事が、最大の目的です。だから、現在の関税率の高い国は不利・低い国は有利と言えるでしょう。そこで、参加国の平均関税率をチェックすると、日本の平均関税率が決して高く有りません。野村證券資料では、農産物は平均17.3%と高めですが、非農産品(鉱工業製品)の2.5%は、シンガポール(無税)、ニュージーランド(2.2%)に続いて第3位です。米国の3.3%より、かなり低い水準です。また、1位のシンガポールは国土が狭く、ほとんど製造業がありません。2位のニュージーランドも酪農・農産品が主な産業なのです。国内に大規模な製造業を持つ国としては、非常低い関税率です。だから、鉱工業製品においては、TPP参加することで、日本は有利になると思われます。

関税引き下げメリット銘柄

それでは、実際に現在の輸出先の関税率の高い品目を持つ業種がTPP参加のメリットが高そうです。世界最大の市場の米国の高関税品目で目立つのはトラック25%、ベアリングの9%等です。

いすゞ自動車HPトップページ

いすゞ自動車HPトップページ

トラックでは、最大手のいすゞ自動車(7202 東証1部)、日野自動車(7205 東証1部)でしょうね。関連部品銘柄まで広げるといすゞ系だとアイメタルテクノロジー(5605 東証2部)、TDF(5641 東証2部)、自動車部品工業(7233 東証2部)、東京ラヂエーター製造(7235 東証2部)、日野自動車系だと澤藤電機(6901 東証1部)になります。

ベアリング関連では、大手の日本精工(6471 東証1部)、NTN(6472 東証1部)あたりが面白そうですね。

輸出入振興関連銘柄

また、TPPに参加すると輸出・輸入ともに増加する事が想定されます。例えば農産物の輸入が増えるならば、冷蔵倉庫トップのニチレイ(2871 東証1部)、2位のヨコレイ(2874 東証1部)に注目が集まりそうです。

また、三菱商事(8058 東証1部)、三井物産(8031 東証1部)、住友商事(8053 東証1部)などの総合商社も輸出入の拡大で大きなメリットがありそうです。

まとめ 

「国策に売りなし」という言葉があります。
TPPのような国策がフォローとなる業界・銘柄、柔軟に様々な関連銘柄を考えましょう

*投資判断の参考にするための情報提供を目的に作成されたもので、投資の勧誘ないし特定の銘柄を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身で判断されるようお願いいたします。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。
*藤本が個人的な考えを掲載したものであり、藤本が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。
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