まずは、基本のおさらいから。植物の生育に必要な条件は? 空気・水・光です。このうち、空気は、どこにでもあるので心配いらないですね。そこで、「水」すなわち、水やりのしかたと、「光」を左右する置き場所が、観葉植物の生育にとって、最も重要なポイントとなります。
水やりの基本
「私、いつも植物を枯らしてしまうんです…」とおっしゃる方、結構いらっしゃいますよね?そういう方の水やりのしかたを伺ってみると、大抵、やりすぎであることがわかります。土が湿っているかどうか? 慣れないうちは、実際に指を入れて確かめてみましょう。
そして、あげるときはたっぷりと!受け皿に水が流れ出てきますが、それは、必ず捨てるようにしましょう。常に湿っている状態は、植物にとって良くないですし、溜まった水は病害虫の原因にもなってしまいます。
水やりの詳しい方法については、こちらもご覧ください。
「植物はいじめた方が良く育つ?水やりの基本」
「乾燥」 → 「水やり」 → 「乾燥」の繰り返しが、植物を健康に育てる
植物は、この図のように「根の張りと枝の張りがほぼ同じ」と覚えておいてください。
では、どのようにすれば、根がしっかりと育っていくのでしょうか? それは、「土を乾燥させる」こと。土が乾燥することで、根は、水を求めて遠くへ伸びていこうとします。常に土が湿っている状態では、その場にとどまっていても水を得ることができるため、根は、伸びて行こうとしません。だからといって、乾燥状態が長く続いてしまうと、枯れてしまいますよね? ですから、「土が乾燥したら、水をあげる。」その繰り返しが根をしっかりと張らせ、それが、枝葉を健康に育てることにつながっていきます。
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