チャイルドシート/人気・おすすめのチャイルドシート

価格も安全性もバランスが良い中堅チャイルドシート

価格と安全性のバランスが良い中堅チャイルドシート。特にマニアックな性能の追求はしない、あまり高価では困る。かといってあまり安っぽいものでも不安という方にベストなセレクトです。

森本 博

執筆者:森本 博

チャイルドシートガイド

価格と安全性のバランスが良い中堅チャイルドシート。特にマニアックな性能の追求はしない、あまり高価では困る。かといってあまり安っぽいものでも不安という方にベストなセレクトです。

・コンビ ゼウスターンユーロEG

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0~4歳対象。回転シートを採用しつつも、困難なヨーロッパ基準をクリアしたモデルの中で最もお手軽な価格設定のゼウスターンユーロ。本体機能は上位機種と変わらないわけで、クッションなどの細かな配慮までこだわらなければ、コストパフォーマンスの高い製品。

回転機能を最初から購入動機にしている方も多いと思います。業界でも、最も早い時期から回転シートにこだわって開発してきたコンビ。ゼウスターンは大型で重量級のチャイルドシートとなりますが、回転構造のウィークポイントを解消すべく強化を図り、信頼性の高いチャイルドシートに仕立てています。
解説画像

長年のキャリアが活かされた信頼性のある回転機構

その代わり、前向き乗車時には背もたれ上部にもロックがかかるようになっていますので、強度は抜群に上がる代わり、回転がそのままではできません。一旦ロックが外れる一番上までリクライニングを起こしてからの回転となるので、非力な方には少し億劫な作業になります。実質的に回転シートを手軽に活かせるのは、0~1歳の後ろ向き乗車時と割り切った方がいいかもしれません。操作性の良い回転機構という点では、エールべべのクルットシリーズに一歩劣りますが、より高い安全性を目指すために、コンビならあえてこう作る、という意思表示ともとれます。

子どもを座らせたままリクライニングが動かせるので、寝てしまったら倒し気味に、起きている時はしっかり体を起こして座らせてあげられます。何気ない事ですが、子どもは基本的に起きている時は体をしっかり起こしたがる傾向があります。けれど、車に揺られるとすぐ寝てしまうので、起きている時にあわせて角度を固定すると、寝た時に頭がふらふらして落ち着かないという事になりやすいです。そんな時に少しでもいいのでリクライニング機構が付いていると、都度、変更ができて快適に使用できます。リクライニングが付いていても、変更のたびに、取り付けのシートベルトを調整しなければならないチャイルドシートも多いので、乗せたままリクライニングが出来るかどうかは大切なチェックポイントです。

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取り付けのシートベルトはシートの下部と後方にスッキリ収まりますので、子どもの乗降の邪魔になることもありません。

約15キロと、かなり重量のある回転シートなので、頻繁にチャイルドシート自体を付け外しする方には重さがネックになります。また、ドアを開けて子どもを乗せ降ろしするより、いったんは子どもを抱いたまま車内に乗り込んで、ドアを閉めてからゆっくり子どもを乗せる方がやりやすいと考える方もいらっしゃいます。その場合は回転シートがあまり必要ではありません。
(回転シートと言っても、車の内側には回転できない事が多いので、ワゴン車などで車内のお世話のために回転させようという方は、ご注意ください。)

キャビンが狭く、車高も低いといった車の場合は、この手の座面が高く大型のチャイルドシートは、少し大きすぎると感じる事があります。キャビンの広めの車に似合っていてます。

アフターケアが世界一充実していると考えられるコンビという事もあって、安心して購入いただけます。同シリーズで、「エコアクト」と名前が付いているものは、購入後2年目から7年目の間なら、製品の回収をメーカーに依頼でき、リサイクルに活かされます。世界的にも珍しい取り組みです。


メーカーの製品ページ
http://www.combi.co.jp/products/carseat/ea_zeus_euro/


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