スーツ、ファッションのアパレル株主優待ランキング発表!
衣料・ファッションは衣・食・住の言葉通り、生活をしていく中で欠かせない存在です。定期的に買い換えの必要があるからこそ、株主優待でお得に買うことができれば、家計もとっても助かりますよね!そこで今回は、衣料、ファッションの購入に株主優待の活用を考えよう!ということで衣料・ファッション系の株主優待を出している銘柄の中での配当利回りランキングを見てみたいと思います! 配当に加え、株主優待のお買い物優待券をそのまま利用した場合(※)の総合利回りでトップ3を、あくまでも主観的な評価でランキングしてみたいと思います。
※株主優待は額面通りの評価となっています(一部ガイドが推定)。優待利回りは2018年12月12日の終値で試算しています。
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【アパレル優待ランキングTOP3】
3位.バロックジャパンリミテッド
2位.山喜
1位.銀座山形屋
第3位 バロックジャパンリミテッド(東証1部 <3548>)
予想配当+予想優待額面利回り:8.02%【2018年12月12日株価】973円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=9万7300円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 38円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
【予想PER/実績PBR】10.6倍/2.2倍
【優待内容】
自社の店舗及び通販サイト「SHEL’TTER WEBSTORE」で
利用可能なクーポン券(2,000円分)
100株以上・・・8月末に1枚 2月末に1枚
200株以上・・・8月末に2枚 2月末に1枚
500株以上・・・8月末に2枚 2月末に2枚
第3位はバロックジャパンリミテッド(東証1部 <3548>)です。若い女性向けの衣料・服飾雑貨のSPA(製造小売業)です。日本に363店舗、中国に236店舗、香港・マカオに6店舗、アメリカに1店舗、18ブランドを展開しています。
今回は100株を購入し年間で2,000円相当のクーポン券を2枚獲得したケースを想定しています(株主優待は4,000円で評価して利回り計算を行っています)。
創業スピリットである「自分たちが欲しいもの」を徹底的にこだわって作り、国内海外問わず多くのファンに支えられながら事業活動を展開しています。国内事業は好調ブランドが牽引して安定しています。一方で成長を牽引しているのは中国事業です。
競合が激しい様子で売上は長期的に拡大基調が続いていますが、利益はやや不安定な動向となっています。それでも足下の業績は中国事業の成長と商品構成見直しや在庫圧縮による値引き販売の縮小で回復基調です。
自己資本比率は41.2%、総資産394億300万円に対して、有利子負債は119億6300万円。流動比率は2.84倍と財務内容は悪い水準ではありません。
株価はここ半年は950円~1100円のレンジで株価が推移している様子です。同社の製品が気に入っている皆様であれば、950円前後、あるいは日本株全体が大きく調整したタイミング等で購入し、長期的に株主優待を楽しむのもよいと思います。
第2位 山喜(東証2部<3598>)
予想配当+予想優待額面利回り:10.29%【2018年12月12日株価】243円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=2万4300円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 5円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
【予想PER/実績PBR】22.9倍/0.5倍
【優待内容】自社で利用可能な優待券、割引券
100株以上で株主ご優待券:1,000円券 1枚
200株以上で株主ご優待券:1,000円券 1枚+オーダーシャツ割引券:1,000円券 1枚
400株以上で株主ご優待券:2,500円券 1枚+オーダーシャツ割引券:2,500円券 1枚
2,000株以上で株主ご優待券:2,500円券 2枚+オーダーシャツ割引券:2,500円券 1枚
6,000株以上で株主ご優待券:2,500円券 3枚+オーダーシャツ割引券:2,500円券 1枚
10,000株以上で株主ご優待券:2,500円券 5枚+オーダーシャツ割引券:2,500円券 1枚
第2位は株主優待利回りランキング常連企業の山喜(東証2部<3598>)です!紳士用ドレス・カジュアルシャツの大手企業です。
同社の株主優待は自社グループ直営店のお買物券(1000円券)です(株数に応じてオーダーシャツ割引券も)。今回は100株を購入し、お買い物優待券を年間で2000円分獲得したケースを想定して利回り計算をしています(つまり株主優待は2000円で評価して利回り計算しています)。
同社の株主優待獲得最低投資額は2万4300円と非常に低額です。そして、スーツを着る会社員にとってワイシャツはある意味消耗品でもありますから、同社の株主優待は非常に使い勝手が良い株主優待だと思います。
業績面を見ると、概ね横ばいが続いていますが、黒字経営が続いており、配当もしっかりと出し続けています。財務面を見ると、自己資本比率は45.0%、総資産157億2000万円に対して有利子負債は49億900万円、流動比率は1.78倍とまずまずの水準です。
株価推移ですが、2017年後半から2018年前半は270円前後で安定していたのですが、夏物商材の立ち上がりの遅れや、台風や地震などの自然災害による販売先店舗の休業や船便遅れの影響による秋物商材の仕入、投入の遅延等の影響から、業績の下方修正の発表があるなどして、2018年10月以降、株価は下落基調となっています。まずは株価が下げ止まるのを待ってから購入を検討したいところです(株価が下がれば、もちろん利回りも上がります)。
第1位 銀座山形屋(東証ジャスダック<8215>)
予想配当+予想優待額面利回り:11.44%【2018年12月12日株価】1748円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=17万4800円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 50円
【株主優待権利確定月】 3月
【予想PER/実績PBR】15.1倍/0.9倍
【優待内容】
1、優待割引券(20%)
100株以上・・年間2枚
300株以上・・年間5枚
2、買い物券(5000円)
100株以上で1枚
今回の第1位は銀座山形屋(東証ジャスダック <8215>)です。注文紳士服の老舗大手で1907年創業。
今回は100株で5000円相当の買い物券と優待割引券(20%)を2枚獲得し、年間に5万円分の利用で1万円分の割引を受けたことを想定しています。(つまり株主優待は1万5000円として評価し、利回り計算しています)。
業績ですが、オーダースーツの企業間競争は激しい様子ですが、「安定した利益とキャッシュ・フローを出せる経営基盤の確立」の方針のもと若者向けのネット販売や婦人服などを強化して売上は緩やかな拡大基調が続いています。黒字経営が続いていますが、利益は伸び悩み気味です。
一方で、同社は財務内容が優れています。総資産は56億7400万円で、自己資本比率は61.9%、有利子負債はゼロとなっています。しっかりと営業キャッシュフローを稼ぎ出しており、急激な成長は期待できないものの、安定感がある企業内容です。同社製品に愛着を持たれている方には長くお付き合いできる銘柄ではないでしょうか。
なお、売買不成立の日もありますが、株価は1700~1750円前後で安定的に推移しています。そして、毎年、配当権利落ちの3月にかけて株価が上昇する傾向がありますので、レンジの下限で購入し、株価の上昇を待つという方法もあると思います。
参考:日本株通信
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