Perl/Perlの基礎知識

Perl プログラミングの流れ(5ページ目)

Perl のプログラムを一つ作成し、Perl プログラミングの概要をつかみます。

井上 みやび子

執筆者:井上 みやび子

Perlガイド

変数と代入

Perl の変数

変数は整理ボックスのようなものです

「変数」とは、後でもう一度使いたい値を保存しておくための入れ物のようなものです。英数字で構成する名前の前に記号「$」を付けると、「これは変数ですよ」という意味になります。実は使う記号は「$」以外にもいくつかあるのですが、今回はとりあえず「$」だけ使います。

名前は自由に決めて構いません。大文字小文字も自由ですが、全て大文字の変数は特殊な定数などに使う習慣がありますので、自分で使う変数名は小文字で付けるとよいでしょう。なお、数字で始まる変数名は NG です。また、ハイフンやドットも使えません。

代入
変数に値を保存する事を「代入」(だいにゅう)と言い、イコール(=)の左側に変数、右側に保存する値を書いて示します。サンプルプログラムでは以下のように、後で計算に使うために為替レートを変数「$kawase_usd」に「代入」しています。

my $kawase_usd = 93.46;

変数宣言
初めてその変数を使う場合は、変数の前に「my」を付けます。「my」は「ここだけで使います」という意味です。今回のプログラムは短いものなので「ここだけよ」はプログラム全体ですが、一般的になるべく変数が使える範囲を限定しておく方がよいですので、変数の前には「my」を付ける習慣にして下さい。

変数を最初に使う時に「my」を付ける事を「変数宣言」と呼びます。

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