Perl/Perlの基礎知識

Perl プログラミングの流れ(4ページ目)

Perl のプログラムを一つ作成し、Perl プログラミングの概要をつかみます。

井上 みやび子

執筆者:井上 みやび子

Perlガイド

Perl の文法

では、プログラムに何が書いてあるのかを簡単に説明します。

コメント

「コメント」は、プログラム内に後で読む人(自分も含め)の為に書いておくメモです。Perl では「#」の後に書いた内容はその行が終わるまで全てコメントとみなされ、プログラムの処理からは除外されます。

コメントは行頭から始まってもいいですし、行の最後に付け加えても構いません。

コメントの例
#為替レートから100円でいくらになるかを計算する

#計算
my $usd_per_yen = 1 / $kawase_usd * 100; #100円なら何ドル?

実行オプション

use で始まる3行は、Perl の実行オプションを指定しています。実行オプション(Perl では「プラグマモジュール」と呼ばれます)にはこの3つ以外にも色々ありますが、今はとりあえず、「Perl プログラムを書く時はこの3つを必ず指定する」と覚えて下さい。
use strict;
use warnings;
use utf8;

文の切れ目

さて、先ほどコメントは「#」の後その行の終わりまでと説明しましたが、Perl で改行が何かの切れ目と解釈されるのは実は特殊なケースで、通常はセミコロン( ; )を付けるまでがひとつの命令と解釈されます。

例えば、以下の行は
my $kawase_usd = 93.46;

my $kawase_usd = 93.46
;
と書いても
my $kawase_usd
	= 93.46
	;
と書いても同じです。

さてここで他のプログラミング言語の経験のある方はお気づきになったかもしれませんが、空白(半角スペース、タブ)もどこにいくつあっても構いません。
my $kawase_usd = 93.46;

my $kawase_usd=93.46;
と書いても同じです。

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