夫婦関係/夫婦円満のコツ

「子どものいない人生」を選ぶ夫婦の割合や特徴とは?

ニッポンの少子化問題を象徴する「産みたいけど産めない」という現象。少子化問題の根本にはニッポンの夫婦のセックスへの意識があった!?あなたの人生に子どもは必要かどうか、考えたことはありますか?

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

産みたいけど産めない!?今のニッポン

130202

4人家族はもはや「基本」ではない?

少子化問題が取り沙汰されるようになってかなり経ちます。国立社会保障・人口問題研究所が2011年に発表した「第14回出生動向基本調査」によると、夫婦の最終的な出生子ども数とみなされる「完結出生児数」(=きょうだいの数)は1.96人。調査開始以来、初めて2人を下回ったそうです。
しかし「子どもを持ちたい」という人が減っているわけではありません。同じ調査で若い夫婦の「何人産むつもりか」(予定子ども数)を見てみると、2010年の調査では2.08人。
この二つの数値の差は「産みたいけど産めない」夫婦がいる、と言うところから生まれているのではないでしょうか?今回はこの「産みたいけど産めない」という現象について、考えてみたいと思います。
 

崩れつつある家族の基本形!増えている「子どもがいない夫婦」の割合

様々なCMに出てくる「家族」は「子どもは2人(しかも女の子ひとり+男の子ひとり)」がいまだに多いようです。確かに、「子どもが2人」と言う家庭は長らく日本のスタンダードな姿で、今でもその割合は最多ではあります。しかし、2010年調査によると「子ども3人以上の夫婦」が初めて2割を下回り、逆に「子ども2人未満(1人もしくは0人)」の夫婦は初めて2割を超えました。「子ども1人」の割合は2005年が11.7%に対して2010年が15.9%、「子ども0人」の割合も1992年の3.1%に対して2010年は6.4%と急増しています。
子どもができない、あるいは作らない家庭は確実に増えているのです。

 ◆次ページではニッポンの不妊の実態を考えます

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます