弁理士試験/弁理士試験の概要

弁理士試験のための予備校の選び方(3ページ目)

弁理士試験のために通う予備校をどのように選択するのがよいでしょうか。実績のある予備校などであれば、いずれを選んでも内容的には十分です。しかし、勉強の続けやすさでは差が出ます。講師の方との相性、通いやすさ、欠席時のフォローなどを調べて、自分に合うところを選びましょう。

木村 晋朗

執筆者:木村 晋朗

弁理士ガイド

費用のめやす

費用は学習レベルや内容によって様々ですが、初学者が入門講座、短答試験と論文試験の対策講座・答練を一通り学習するコースを選択した場合、大手予備校が35万円~45万円くらい、ゼミが25万円~35万円くらいになります。

大手予備校の費用の方が高額ですが、これには予備校の教材費用が含まれるの一般的です。また、大手予備校では様々なキャンペーンや割引などが行われますので、活用することで費用を抑えられます。教育訓練給付制度が使える場合もありますので、確認しましょう。

これらの費用は将来のための投資と考えて、メリハリをつけて投入しましょう。合格までの期間が長くなるにつれて、費用が高額になります。短期間で合格することが、費用対効果を高くするために有効です。

通信教材の選択

近くに通える予備校などがない方や、通学時間の調節が困難な方に通信教材が便利です。予備校の多くは、通信教材も提供しています。費用は、通学する場合とそれほど変わりません。

最大の欠点は、自由であるが故に、途中でやめてしまう方が少なくないことです。したがって、続けられるような環境をつくることが大切です。

computer

通信教材は自分の環境で快適に利用できることを確認しましょう

例えば、常に高速なインターネット回線が使える場合は、ウェブ受講が便利です。一方、出張がある方の場合はDVDやUSBメモリの方がベターです。いずれにせよ、使う予定のPCなどで快適に使えることを確認することをお勧めします。

これから勉強を始める方のための入門講座は、3月~4月に始まるのが一般的です。余裕をもって情報収集を始めましょう。

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