観葉植物の売り場で、土の代わりにカラフルなゼリー状のものを使っていたり、素焼きのような粒を使用していたりするものを見たことはありませんか?
観葉植物を置くときにちょっと気になるのが、「土」を部屋の中に入れるということ。そこで、上記のような、土を使わないで栽培する方法もいろいろと開発されています。ここでは、代表的な土とその特徴について、紹介していきます。
1.培養土
培養土とは、植物の生育に適した配合であらかじめブレンドされた土のことで、観葉植物の土としても一番ポピュラーなものです。「観葉植物用の土」の他に、乾燥を好む「サボテン用の土」や、栽培方法が特殊な「ラン用の土」などが売られています。
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家庭菜園の土作り(プランター編)
ハイドロカルチャーで育てられているシンゴニウム
土を部屋の中に入れることで、気になるのが、ホコリ・におい・虫などですね。においは主に、肥料として配合されている油かすやボカシなどが原因といえます。また、土の中に、たまたま虫の卵が混入してしまっていたことが原因で、まれに、土から虫が発生してしまうこともあります。そこで、土を部屋の中に入れない方法として、水耕栽培が発達してきました。水耕栽培というと、グラスの中に水を入れて、そこでアイビーを育てたりか、球根を水耕栽培にしているものを思い浮かべるかもしれませんが、大型の観葉植物でも栽培することができる「ハイドロカルチャー」という方法もあります。先にあげた「ゼリー状のもの」や、「素焼きのような粒」はハイドロカルチャーの際に使用する土の代わりの資材です。
次のページでは、培養土以外の土(資材)を紹介しています!