dマーケット活用の幅を広げる「dtab」「dstick」
ここまで紹介したdマーケットの各サービスは、NTTドコモの携帯電話回線経由で認証することから、基本的にNTTドコモの携帯電話回線から利用する形となります。ですが「docomo ID」という専用のIDを利用することで、Wi-Fi接続時などNTTドコモの回線を使用していない時も利用することが可能です。その仕組みを活かし、スマートフォン以外からのdマーケット利用を促進し、利用機会を広める取り組みも見られます。その取り組みを象徴しているのが、2013年3月に発売された「dtab」と「dstick」です。
「dtab」は、dマーケットの各サービスを利用しやすいように作られた10.1インチのAndroidタブレット。docomo IDを登録しておくことで、dマーケットの各サービスを大画面で利用しやすくなるのが特徴です。またdtabは、NTTドコモが提供するタブレットながら、NTTドコモの回線契約は不要で、インターネットにはWi-Fiで接続する形となっています。それゆえ自宅の固定ブロードバンド回線を用い、動画やショッピングなどをゆっくり楽しむという使い方が適しているといえるでしょう。
そして「dstick」は、Wi-Fi経由で「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」をテレビで楽しめるようになる、スティックサイズのセットトップボックスになります。テレビのHDMI端子とUSB端子に挿入するだけと設置は非常に簡単で、Bluetoothで接続したスマートフォンをリモコンにして、操作することができます。
dtab、dstickは安価で入手できるのもポイントです。中でもdtabは、通常価格が25725円に設定されていますが、ドコモオンラインショップ限定、かつdビデオの6ヵ月継続契約が必要とはいえ、月額9975円と非常に安価で購入できるキャンペーンが実施されています。
dマーケットはデジタルからリアルまで幅広い商品を取り扱い、さらにスマートフォンだけでなくタブレットやテレビにまで活用の範囲を広げることで、より多くのユーザーが利用しやすいマーケットサービスへと進化しつつあります。NTTドコモのスマートフォン利用者なら、一度利用してみる価値があるといえるでしょう。
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