「スラッピーケークス」で上手にパンケーキを作るコツ&お薦めパンケーキは?
ちなみに、「Slappy Cakes(スラッピーケークス)」という店名の由来は、パンケーキをひっくり返すという意味の“Flip”と、英語で「ひっぱたく」を意味する“Slap”、そして“Happy”を掛け合わせた“Slapy”という造語に、“Pancakes”の“Cakes”を組み合わせたものだそう。ホットプレートの上のパンケーキを囲んで、皆でワイワイ賑やかに楽しんでいる様子が伝わってきますね。
自分オリジナルパンケーキを焼く手順は、以下のとおりです!
☆1.まずはパンケーキ生地を選びます。(160cc/各700円)
バターミルク、ホールグレイン(全粒粉)、ピーナッツバター(季節により変更)の3種類
☆2.お好みの具材を選びます。(100~200円)
スイート系11種類程:チョコレートチップス、ホワイトチョコレートチップス、アップル、バナナ、ドライパイナップル、ブルーベリー、ココナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーカン、グラノーラ
おかず系7種類程:クリスピーベーコン、スパイシーポークミンチ、チェダーチーズ、ブルーチーズ、ソーセージ、マッシュルーム、ワケギ
☆3.自家製フルースソースやシロップを出来上がったパンケーキにトッピングします。(100~200円)
ラベンダーハニー、ピーナッツバター、レモンカード、ヨーグルト、チョコレートシロップ、ホイップクリーム、ピュアメープルシロップ、ヘーゼルナッツの自家製チョコレートペースト、アップルソース、ラズベリージャム
どの生地と、どの具材やトッピングの相性がいいか、具材同志を何種類か組み合わせると・・など、グループで訪れて、皆で色々と挑戦してみたいですね。
上手に焼くコツについて伺ったところ、大きく一枚で焼くよりも、小さめに何枚も焼いた方が、早く焼き上がり、ひっくり返すのも簡単。また、水分の多いブルーベリーなどのフルーツは、ひっくり返す前にもう一度生地を上からかぶせるといいそうです。つい、たっぷり具材を入れたくなってしまいますが、あまり入れすぎないことも重要。
ADAM FUDERERさんや、本店のシェフLaura Rhomanさんからは、「我慢強くね。パンケーキの表面がフツフツ泡立ってくるので、それを待って!」とのアドバイス。気になるあまり、しっかり焼けていないうちにひっくり返さないことがポイントだそうです。
もちろん、お店で上手に焼いてくれたお薦めパンケーキメニューも、甘い味、軽食系の塩味の物と共にあり、生地は3種類から選ぶことができます。
たとえば「ブルーベリーのパンケーキ 自家製レモンカード添え」は、パンケーキ生地の中にフレッシュのブルーベリーを閉じ込めて焼き上げ、自家製の甘酸っぱいレモンカード(レモンバタークリーム)を添えた、爽やかな味。ちなみに、ポートランドはベリー類が沢山採れることで有名で、実は私も、昨年夏にポートランドの友人家族を訪ねた際に、郊外のベリー農園へ見学に行きました。当然、本店では新鮮な地元のベリーをたっぷり使えるのだそうです。
ちなみに、具材やトッピングに使われているヘーゼルナッツも、ポートランドでは沢山採れるので、本店では地元産の物を使っています。ADAMさんやシェフはそれぞれの土地らしい素材を使っていきたいということで、今夏にオープン予定のハワイ・マウイ島店ではマカダミアナッツを使うなど、その土地ならではの素材も採り入れていきたいとおっしゃっていました。
「クランブルベーコンのパンケーキ ピュアメープルシロップ添え」は、アメリカの朝食によく出てくる定番メニュー。甘さとしょっぱさがあいまって、思わずはまってしまう味で、もちろん男性も大好きです。ポートランド空港の朝食メニューにも、カリカリベーコンとメープルシロップをたっぷりトッピングしたボリューミーなパンケーキプレートがあり、私を見送りに来てくれた友人が注文していました。
「マッシュルーム・ワケギ・チェダーチーズのパンケーキ」(1100円)は、風味ある全粒粉の生地などを選べばしっかり噛みごたえもあり、満腹感もアップ。ご飯としてもお薦めの一品です。「ワケギ」は日本の小葱のイメージがありますが、アメリカでも「Scallion(スカリオン)」と呼ばれよく使われる素材だそうです。
パンケーキ以外にも、ぜひ食べていただきたい珍しいスイーツメニュー、アメリカの伝統的な料理やオリジナルドリンクもあるので、次のページでご紹介します。