観葉植物/観葉植物の育て方の基本

観葉植物の選び方

今や、インテリアに欠かせない存在ともいえる観葉植物。最近では、園芸店だけでなく、インテリアショップやIKEAなどでも売られていますね。そこで、観葉植物を選ぶ際に失敗しないポイントを紹介します。観葉植物を選ぶ際に一番重要なことは、「どこに置くか?」を決めることです。まず、設置場所を決めて、そこの環境に合った植物を選ぶようにすれば、失敗する確率も低くなります。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

今や、インテリアに欠かせない存在ともいえる観葉植物。最近では、園芸店だけでなく、インテリアショップやIKEAなどでも売られていますね。そこで、観葉植物を選ぶ際に失敗しないポイントを紹介します。

観葉植物は、家具やインテリアグッズなどと同じ売り場に置かれていたりすることもありますが、やはり、「植物」です。ですから、植物が生育していくための最低限の条件を満たしていることが必要です。

また、太陽の光が当たる屋外に比べると、部屋の中はかなりの「日陰」になります。どんな植物でも部屋の中で生育できるわけではなく、屋内の特殊な環境でも生育していくことができるものが選抜されて、「観葉植物」として流通しており、それは主に、熱帯雨林の林床で生育しているような「陰性植物」と呼ばれるものが主流となっています。

観葉植物を選ぶ際に一番重要なことは、「どこに置くか?」を決めることです。まず、設置場所を決めて、そこの環境に合った植物を選ぶようにすれば、失敗する確率も低くなります。それでは、3つの条件にそって、見ていきましょう。

1.光

先に説明した通り、「陰性植物」が主流といっても、その中でも特に的明るい場所を好むものから、日陰でも大丈夫なものまであります。例えば、南側の窓際のようなところでしたら、「強い光を好む植物」から「明るい光を好む植物」あたりの品種を、洗面所のような薄暗いところでしたら、「半日陰を好む植物」を選びます。

アジアンタム

暗いところでもOKだが、マメな水やりが必要なアジアンタム

●強い光を好む植物 (=暗いところに弱い)
アロエ・ヘデラ・クロトン 等
●明るい光を好む植物
アレカヤシ・ベンジャミン・ゴムノキ 等
●やや明るい光を好む植物
アンスリウム・テーブルヤシ・ドラセナ 等
●半日陰を好む植物 (=暗い室内でも比較的強い)
アジアンタム・ベゴニア・シンゴニウム 等   

2.温度

熱帯雨林原産の植物が多いため、全体的に寒さに弱いという特質があります。その中でも、とても寒さに弱いものから、比較的寒さに強いものまであります。

アンスリウム

ハート形の花が人気のアンスリウム

●冬越しには最低10度~15度必要な植物 (=寒いと枯死してしまう)
アンスリウム・カラジューム・クロトン 等
●冬越しには最低5度~10度必要な植物
ドラセナ・パキラ・サンセベリア 等
●冬越しには最低0度~5度必要な植物 (=暖かい地域なら屋外でもOK)
アロエ・ヘデラ・タマシダ・セダム 等

3.水

水(過湿)を好むものから、乾燥した状態を好むものまで、様々です。
過湿を好むものを選べば、マメに水やりをする必要がありますし、乾燥が好きなものを選べば、水やりの回数は少なくて済みます。

サンセベリア

乾燥状態にも強いサンセベリア

●鉢土が湿った状態でも障害が出ない植物
アジアンタム・アレカヤシ・モンステラ・スパティフィラム 等
●鉢土が乾いてから水を与えた方が良い植物
アスパラガス・ベゴニア・ヘデラ・ペペロミア 等
●鉢土が乾燥している状態を好む植物 
アロエ・サンセベリア・セダム 等

ここでは、代表的な植物名を挙げてみました。これ以外の品種もたくさんありますので、実際に購入される際には、植物についているタグを調べたり、お店の人に聞いたりして、性質を確認してみましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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