おきつねさまが鎮座する駅


駅

駅からしてご利益がありそう

京都駅から伏見稲荷駅までは奈良線と東西線を乗り継いで約15分。電車を降りると、既にそこはおいなりさんの雰囲気が満載です。鳥居を模した柱にはおきつねさまが鎮座。思わず手を合わせたくなってしまいます。こんなところまでこだわるところは、さすが観光のメッカ・京都ですね。

まずは参道の老舗で腹ごしらえ

昔ながらの商店街をのんびり歩きながら、神社を目指します。時間はちょうどお昼時。

店外観

風格のある店構え

まずは老舗で腹ごしらえ

お参りの前に、お腹を満たしておこうと入ったのは「祢ざめ家」。毎年といっていいほど、伏見稲荷大社詣での際にはここに立ち寄ります。 

「祢ざめ家」の創業は何と450年! 屋号は豊臣秀吉がつけたと言われています。木造二階建ての風情ある店内は、平日でも常に観光客でにぎわい、老舗のパワーを見せつけてくれます。

名物のすずめの丸焼き、うずらの丸焼きを食べながら一杯……、といきたいところですが、神様の御前でお酒臭いのはさすがに気が引けるというもの。きつねうどん、いなり寿司、巻き寿司、鯖寿司(各1個)がつく、「きつねセット」(1000円)をオーダーしました。

うどん

色は薄いけど滋味深い味のだしが京都らしい


関西風の昆布がきいただしと、甘く煮つけた油揚げの組み合わせは何ともホッとする味わい。毎日食べても飽きない味って、こういうのを指すのだと思います。

寿司

いなりセットにはお寿司が3種つく

人気のいなり寿司はマストアイテム!

お寿司もまた手作り感満載で、母の顔が浮かぶほど素朴な雰囲気。小さいけれど、ご飯がギュッと詰まっているので、結構ボリューミィです。

いなり

中には麻の実がたっぷり

定番のいなり寿司の中には麻の実が入っており、食べる度にプチプチと音を立てます。

皮

煮含められたお揚げからは甘い香りが

甘辛く煮付けた油揚げは汁を存分に吸い、ご飯とよく馴染みます。作り置きはせず、注文があってからご飯を詰めるので、中身はいつもふっくら。そのひと手間が人気の秘訣なんでしょうね。

そうそう、いなり寿司を見て、「あれ?」と思った方はいませんか? 私は最初にこのいなり寿司を見た時、三角の形状に驚きました。東京のいなり寿司といえば俵型が基本。ここだけかと思いきや、京都中のいなり寿司は全て三角なんです。今ではもう見慣れてましたが、京都に通いたての頃は文化の違いをこんな小さなところで感じたものです。

■祢ざめ家
住所:京都府京都市伏見区深草稲荷御前町82-1
電話:075-641-0802
営業時間:9:00~18:00
不定休