妖精「ニングル」が集う空間「ニングルテラス」
大型ホテルの一角にあるお土産市場…と、それだけを聞いてもあまり魅力を感じませんが、妖精「ニングル」が集う空間「ニングルテラス」がそこにある、と聞けばぜひ足を運びたくなるかもしれません。北海道ゆかりの作家・倉本聰氏の著書「ニングル」で描かれている、北海道の森にすむ小さな妖精がニングル。この名をとった小規模なログハウス村が、ニングルテラスです。
15棟のログハウス一つ一つが個性的なクラフト作品のアトリエや販売拠点になっていて、言うなればお土産市場なのですが、この小さな村の雰囲気そのものがものすごくナチュラルで幻想的で、とにかく素敵なのです。お土産うんぬんを抜きにしてもぜひ訪れて欲しい、富良野のおすすめスポットと言えます。
お店のそれぞれが、こだわりのクラフト作家さんらによる、実にセンスのいい小物屋さん。一例を挙げると…
・「森のろうそく屋」…手作りキャンドルのお店
・「ガラスの家」…氷や雪の結晶をテーマにしたガラス製品を扱うお店
・「森の鍛冶屋」…小さくてもずっしり重い鉄細工のお店
…などなど、一つ一つを覗くと、時間がいくらあっても足りないくらい魅力的な商品が並びます。
私のお気に入りは、「ペーパーワークの家」。ペーパー・イラストレーターの丹沢裕子さんによる富良野の自然や動物をモチーフにした紙細工(ハガキやカレンダー、壁掛けなど)を販売しているお店なんですが、ちぎり絵タッチのふくろうが実にあたたかくて幸せ感にあふれていて…一目ぼれで即お買い上げしました!
作家さんたちの思いがこめられた、ここでしか買えない一点ものも多いので、お気に入りに巡り合えた時の感動はかなり大きいです。大切な人へのお土産に、そして自分のための思い出の品に…。身近に妖精の存在を感じつつ、じっくり品定めをしたい場所です。
■ニングルテラス
住所:北海道富良野市中御料 新富良野プリンスホテル内
電話:0167-22-1111
期間:通年営業予定(店舗により不定休)
時間:12:00~20:45 ※天候・季節によって営業時間が変更になる場合あり
URL:http://www.princehotels.co.jp/furano-area/ningle/