高知の夏を盛り上げる四国三大祭の一つ「よさこい祭り」
◆元祖よさこいは高知
よさこい祭りの始まりは1954年と言うから、その歴史は半世紀を超えます。当初は阿波踊りに対抗する形で誕生したそうですが、今では四国三大祭の一つに数えられるほどになりました。さらによさこいの名を一躍全国に広めたのは、札幌で開催されるYOSAKOIソーラン祭りの成功です。元祖高知の祭りが、札幌をはじめ、今では全国各地に広まっています。
◆祭りにルールあり
踊りは、チームごとに決められている曲と振付、衣装で、道路をパレードする形で進みます。1チーム当たり150人以下、手には鳴子を持つこと、曲には必ず「よさこい鳴子踊り」のメロディーを入れること…などのルールがありますが、各チームともに非常に個性豊かです！
◆見どころは衣装、音楽、そして振付
伝統の和装でビシッと決める粋な男性チームあり。笠を目深にかぶったしとやかな着物の女性チームあり。そうかと思えば、ド派手なジャニーズ風ギラギラ衣装や、サンバダンサー風のセクシー系もあったり…。新旧織り交ぜた魅力のファッションは、よさこいの見どころポイントの一つですね。
もちろん音楽と振付も毎年チームごとに趣向を凝らし、とても楽しいです。大人数でずらりと並び、音楽に合わせて観客に近づいてくるパレードを沿道で見るのは、何とも言えない迫力さえ感じます。こういう祭りは、生で見て、踊り子さんたちの熱気をしっかり受け止めるのが一番の楽しみですよね。
◆優勝チームを予想しよう！
パレードの先陣を切る「地方車（じかたしゃ）」のデザインや、鳴子のバリエーションにも注目です。出来ればお気に入りのチームを見つけ、応援のまなざしで鑑賞するのがおすすめです。と言うのも、よさこい祭りはコンテスト形式になっていて、最終日に「よさこい大賞」以下、各賞の表彰式があるのです。上位の常連チームは、優勝目指して毎年非常にレベルの高い踊りを見せてくれるので、目が離せません！
■高知よさこい祭り
開催期間：毎年8月9日（前夜祭）、10日・11日（本番）、12日（後夜祭）
開催場所：高知市中央公園ほか
ホームページ：高知市観光協会
