日本の三大祭の筆頭、祇園祭

祇園祭の圧巻はやはり17日の山鉾巡行

祇園祭の圧巻はやはり17日の山鉾巡行

八坂神社の祭礼である祇園祭。7月1日の吉符入りからはじまり、16日の宵山、そして、17日の山鉾巡行を経て、31日の夏越祭とまるまる1ヶ月をかけて行われます。

この間、京都の街は、「コンコンチキチン、コンチキチン」というお囃子の音色に包まれます。

祇園祭の起源は、1200年以上むかしの平安時代の初め。都に疫病がはやった時、牛頭天王の祟りだとして、急遽、神事を行ったことによります。この時は、勅命により長さ約6メートルの矛66本を立て、神輿を担いで病魔退散を祈ったことが記録に残されています。

この矛に台車が付けられ、それが鉾車に発展し、江戸中期には今日の鉾の姿が定まったとされます。豪華絢爛な鉾の装飾も見もので、中には重要文化財に指定されている胴掛けもあります。

豪華絢爛な鉾の装飾も見もの

豪華絢爛な鉾の装飾も見もの

祇園祭の圧巻はやはり17日の山鉾巡行です。鉾8基、山20基、曳山3基(毎年若干の変更あり)が参加し、京都の大路を進みます。鉾は高さ約25メートル、重さ約12トン、大きな木製の車輪をつけます。

音頭取りの「ヨォ~イ、ヨォ~イ、エ―ンヤ~ラ、ヤァ~」の掛け声で、大勢の引き手衆が力を合わせて綱を曳きます。四条河原町などの十字路で、90度方向転換するのを「辻回し」といって、大きな車輪をきしませながら、独自の妙技で回していくのも見どころです。

鉾町周辺には多くの屋台が出て、夜遅くまで大勢の人々で埋め尽くされます

鉾町周辺には多くの屋台が出て、夜遅くまで大勢の人々で埋め尽くされます

この山鉾巡行の前日には宵山が行われます。鉾町周辺には多くの屋台が出て、夜遅くまで大勢の人々で埋め尽くされます。また、屏風祭が行われ、鉾町の古い家では、秘蔵の屏風や美術品などを飾って一般に公開します。

祇園祭や八坂神社のことを京都の人たち「祇園さん」と呼びます。この「さん付け」には、町衆が主体となって行うお祭りに寄せる親しみが込められています。同時に、東京の神田祭、大阪の天神祭とならぶ、日本の三大祭りの筆頭という自負も込められているのです。

■祇園祭
開催期日:7月1日~31日
電話:075-752-7070(京都市観光協会)
URL:http://www.kyokanko.or.jp/3dai/gion.html


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。