歴史ファンや考古学ファンにおすすめの博物館 上田市立博物館
真田氏、仙石氏、松平氏と続く、歴代の上田藩の歴史や、真田昌幸着用具足など真田氏ファンなら必見の真田氏関係の資料、さらに、この地方の特産である上田紬や染屋焼きなどの収蔵品、ナウマン象の臼歯の化石など、歴史ファンにも考古学ファンにもおすすめの博物館です。上田市立博物館のある上田城跡公園は、徳川の大軍を2度に渡って翻弄し退けたことで全国的に名を馳せた真田昌幸の居城・上田城があった場所。今は、城址公園として整備されていて、上田市の観光拠点となっています。
敷地内の上田市立博物館の見所は、真田氏、仙石氏、松平氏などの歴代・上田城主の甲冑や、上田藩関係の資料、上田城跡から出土した資料、国の重要文化財に指定されている織田信長所用革胴服など。
さらに、真田氏ファンであれば、ぜひ観ておきたい真田昌幸が実際に着用していたという具足です。これは、その戦功により家臣の河野清右衛門が拝領したものだそうで、佩楯には六文銭の家紋が描かれています。
また昌幸、信之関係の文書や真田父子犬伏密談図、幸村を描いた錦絵、さらに上田城跡から出土した、昌幸時代の上田城の屋根瓦とみられる金箔瓦などの収蔵品も必見。敷地内にある、上田城本丸の大手門、隅櫓、土塁、堀などの城郭遺構も見応えがあります。
昌幸は上田城の防御プランを本丸や二の丸だけでなく、三の丸や外郭部分を含めた城下町全体に敵を誘い込んで殲滅するというプランを立てていたそうなので、博物館と上田城を訪ねたら、当時の昌幸に思いを馳せながら三の丸などの城下町を歩くのもおすすめです。
■上田市立博物館
・住所:長野県上田市二の丸3-3(上田城跡公園内)
・電話:0268-22-1274
・開館時間:8:30~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:水曜日・祝日の翌日・年末年始(8月~10月は無休)
・観覧料:一般250円、高校生以上の学生180円、小中学生60円
・アクセス:長野新幹線上田駅から徒歩15分
・URL: http://museum.umic.ueda.nagano.jp/hakubutsukan/