うなぎ/東京近郊のおすすめうなぎ店

五代目 野田岩 麻布飯倉本店

江戸末期、寛政12年(1800年)、伊能忠敬が蝦夷地を初めて測量したという年に創業した、五代目 野田岩 麻布飯倉本店。こだわりの素材、こだわりの調度品でいただく、上品うな重。

山室 賢司

山室 賢司

うなぎ ガイド

東京下町生まれ。鰻専門のフリーライター、鰻好きな鰻オタク。2000年頃より鰻屋さん探訪を始め、2010年にうなぎ専門サイト「うなぎのぼり」を開始、2020年より「うなぎ愛好会ブログ」として鰻の魅力を発信中。現在の鰻屋さんレポート掲載数500件超。テレビ・ラジオなどメディア出演経験もあり。

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創業は江戸末期。五代目 野田岩 麻布飯倉本店

五代目 野田岩undefined布飯倉本店

建物外観は細長い、まさに鰻の寝床

五代目野田岩麻布飯倉本店に行く。創業は江戸末期、寛政12年(1800年)。伊能忠敬が蝦夷地を初めて測量したという年である。

店の引き戸を開けると、和服姿の女将さんが迎えてくれる。入口すぐの黒光りした階段が印象的だ老舗な風合い。同じく和服姿の仲居さんが一階テーブル席に案内してくれる。

一階のテーブル席は7卓ほど。二階から三階にテーブル席、座敷、個室などがあるようだ。

 

鰻を楽しむためのコース料理がある。

うな重

うな重 梅 3,200円

うな丼は2,300円から、うな重は菊、梅、萩、山吹、桂とあり2,800円からいただける。他には志ら焼、中入れ丼、柳川、鰻とふかのひれ入り茶碗蒸などと、各種鰻を楽しむためのコース料理もある。うな重梅3,200円をお願いする。

先に漬物と肝吸い、おろし大根が登場。そして待つこと10分、うな重登場。身も皮も柔らかく、身の厚さは普通ながら、タレはコクを感じる甘辛あっさりめで、上品なうな重。

 

こだわりの素材、こだわりの調度品。

こだわりの老舗

ピリッとしたスパイシーな飛騨山椒

こちらの山椒は飛騨山椒を使用しているとのこと、ピリッとしたスパイシーな感じが特徴なのだそうだ。ほうじ茶のお代わりをいただきながら、仲居さんにちょっとお話を伺ってみた。

建物、内装、装飾品など、すべて五代目店主のこだわりとのこと。建物は飛騨の合掌造りを職人さんの手で移築、天井の太い黒光りした梁が特徴的だ。真っ赤な壁面は、フランスの画家が描いた美術品なのだそうだ、さらに、照明の傘は、京都の骨董屋で五代目店主自らが探してきたものだそうだ。その五代目店主は80歳を過ぎるのだが、現在でも現役で調理場に立っているとのこと。麻布飯倉本店のほかに4店舗を展開する、そのうちフランスのパリにも出店している。


■五代目野田岩
住所:東京都港区東麻布1-5-4
電話番号:03-3583-7852
営業時間:ランチ11:00~13:30、ディナー17:00~20:00
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.nodaiwa.co.jp/
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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