即興性や遊び心のあるプレイスタイルが魅力

Charは、11歳の時に最初のバンドを組み、16歳の頃にはすでにプロ活動の一端を始めていたという早熟なギタリストです。代表作は『気絶するほど悩ましい』『SMOKEY』などがあります。

いつも心のどこかでアマチュア時代に影響されたブルーズへの思いや憧憬を忘れていないところが、彼のプレイスタイルにも反映されています。

ギター奏法的に大きな特徴を持っているタイプではないのですが、閃いたものやインスパイアされたものをそのまま活かす即興性や遊び心があります。

ギターを高速で弾ければテクニックがあり卓越しているという見方があまり好きではなく、唄を歌うがごとく自然に耳に入るフレーズを活かしてソロパートを作り、インパクトのあるリフやカッティングを多用し続けてきた功績は、高い評価をされてよいと思います。

歌謡曲とロックの一線を越えて、お茶の間にも登場し、人気を博した一人でもあります。また、あらゆる国内外ミュージシャンやアーティストとの共演が多く、リスペクトの多さも彼を語るうえで欠かせません。

感情や感覚の経験値が他の一般的なギタリストとは違って、かなり懐の深いところまで追求しているはず、にもかかわらず、難しいことは一切口にしない気兼ねのいらない性格のようです。

何よりもギターを手にして立つ姿がこれほど似合う日本人ギタリストは、彼以外にはあまりお見受けすることがない気がします。ゆえに後続するギタリストやアーティストに親しまれる理由があるのです。

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