新橋オフィス街に残る、老舗鰻割烹。竹葉亭 木挽町本店
竹葉亭 木挽町本店 左がお座敷、右がテーブル席の入口
創業は江戸末期、慶応2年(1866年)京橋付近の刀預かり所を役目とした「留守居茶屋」として創業。1866年といえば、あの寺田屋事件の年だ。その後、明治9年(1876年)留守居茶屋から、鰻蒲焼や酒を出す店と変わったのだそうだ。当時、中国で酒のことを「ササ」と称したことから、屋号は「竹葉亭」と名付けられたようだ。木挽町とは古い町名で現在の銀座8丁目あたりのことだ。
昼前から満席の人気ぶり
テーブル席の入口
メニューは鰻お丼A/Bでそれぞれ、2.520円・3,045円。鰻の大きさが違うとのこと。500円の差だったら大きいほうが食べたくなるという男心をくすぐる。他のお客さんもBを注文していることもあり、鰻お丼Bをお願いする。他にはうざく、うまきをはじめとする鰻料理や定食、幕の内弁当など種類も豊富だ。お座敷で頂く、鰻会席膳などいつか頂いてみたいものだ。
フワッとしたあっさり蒲焼
フワッとしたあっさり蒲焼
タレは、醤油系辛めだが、主張しない控え目タイプ。鰻とタレのバランスがよく、あっさりした蒲焼だ。ご飯はやや柔らかめ、ご飯の盛りはよく、ボリューム感がある。吸い物に肝は入らないが、大根と人参の薄切りが入り、柚子の風味を楽しめる。
場所柄、老舗でこのお値段で鰻が楽しめるのは、ランチ時に混みあうのも納得だ。店を出る頃には、お客さんが店の外まで並んでいる。サクッと食べてサッサと出る、これも粋。2階の座敷席も使用してオフィス街のランチをのりきる。上品ながら愛想よく楽しく接客する仲居さんたちも好印象だ。
■竹葉亭 木挽町本店
住所:東京都中央区銀座8-14-7
電話番号:03-3542-0789
営業時間:ランチ11:30~14:30、ディナー16:30~20:00
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://unagi-chikuyoutei.co.jp/index.html