ワーキングホリデー(ワーホリ)制度とは、協定を結んでいる国において、ある一定の条件のもと語学を勉強したり、働いたりしながら、海外で暮らすことができる制度です。2013年1月時点では、オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・韓国・フランス・イギリス・ドイツ・アイルランド・デンマーク、台湾、香港との相互協定があります。
通常、海外で収入を得て働くワークビザを取得するのはとても難しいことなのですが、ワーキングホリデービザであれば、現地での生活や旅行費用の不足分を補う程度の仕事をすることが許されていることが大きな特徴と言えます。
ワーキングホリデーは、そうしたチャンスが与えられた有意義な制度なのですが、それだけに、いくつかの制限も設けれらています。
一例としては、期限が1年間限定である(一部の国を除く)こと、1度しか発給されないビザであること、そして、年齢制限があると言ったことが挙げられます。
今回はその中でも「ワーキングホリデービザの年齢制限」について、相互協定のある11カ国についてまとめてご紹介します。
ワーキングホリデービザの「年齢制限」
ワーキングホリデーは、制度の目的として「青少年の国際交流・相互理解」を掲げているため、ビザの発給においても当然「青少年」と呼ばれる若い方が対象になります。そのため、各国の年齢制限は次の図表にあるように、ほぼ全ての国において30歳以下となっています。
ワーキングホリデービザの年齢制限(国別)
この30歳以下という表記も、国によって申請時であったり、申請書受領時点であったりと、多少の相違があります。ただ、概ね30歳時点で申請をしておけば、年齢制限ということに関してはクリアできることが分ります。
唯一、アイルランドのみが「18歳以上25歳以下」ですが、これも「全日制の学校に在籍していたか、常勤(フルタイム)で就労していた場合は最大30歳まで引き上げ可能」とういう、アイルランド特有の条件を満たしていれば30歳時点での申請が可能となります。
>>入国は31歳になってからでも大丈夫?>>