長期投資家に欠けているものとは
長期投資しているだけではナゼ勝てないのだろう?
長期投資家は、買ったら持ち続けろといいます。しかしそれは安定的に経済成長が続き、自分が本当に現金が必要となったときでもなお、景気が良い状況である、という前提条件でしか成り立ちません。しかし景気とは、良くなったり悪くなったりを繰り返します。相場も同じです。上がり続ける相場も、下がり続ける相場もありません。
確かに、安いところで仕込んで持っておけば、あるいは積み立て投資で時間を分散していけば、数年後には大きく増えているかもしれません。しかしこれから先、リーマンショックのような金融恐慌が二度と起こらないとは限りませんから、自分が老後を迎えて現金化したいと思ったとき、もし不景気だったら、増えているどころか、減っているかもしれないのです。つまり、利益確定を考えない長期投資は、砂上の楼閣になる恐れがあるわけです。
ですから、長期で持つことを前提に運用するけれども、自分が納得できる値段まで上昇したら、いったん利益確定し、次の下落を待って投資を再開する、というのが、私の考える長期投資の方法です。
【関連記事をチェック!】
早期リタイヤ生活を送るためには?
お金本のどこを見習えばいいのか
金持ちになるためには出口戦略を考えて消費しよう