PC周辺機器/スキャナの選び方

電子書籍の自炊にお薦めのスキャナ5選(5ページ目)

ソニー「Reader」の新モデルや楽天「kobo」、アップル「iPad mini」、アマゾン「Kindle Fire」などが発売され、電子書籍が注目を集めている。一方で、紙の書籍などをスキャンして電子化する“自炊”と呼ばれる行為も一部のユーザーに人気だ。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

 1位 PFU「ScanSnap iX500」

2012年にお薦めしたいドキュメントスキャナの1位として紹介するのは、PFUの「ScanSnap iX500」だ。2009年に発売した「ScanSnap S1500」の後継モデルとなる。
PFUの「ScanSnap iX500」

PFUの「ScanSnap iX500」


iX500はScanSnapシリーズとして初めてWi-Fiによるネットワーク機能を搭載し、単体でスマートフォンやタブレット端末からの原稿読み取りが可能になった。

電子書籍の自炊向けに注目したいのはスキャン速度だ。S1500でも毎分20枚(40面)の読み取りが可能だったが、iX500では毎分25枚(50面)の読み取りに対応。だが高速化したのはそれだけではない。検索可能なPDF作成、つまりテキスト付きPDFを作成する場合、S1500では大幅に時間がかかっていたが、iX500では最大55%の時間短縮を実現したのだ。

これは原稿読み取りとOCR(光学式文字読み取り)の並列処理を実現したためだ。普通に画像として読み取るだけなら大幅な高速化を実現したというほとではないが、テキスト付きPDFを作成したい場合は特に利便性が向上したといえる。

スマートフォンやタブレットから直接読み取る場合はテキスト付きPDFの作成はできないが、保存ファイル形式や解像度、カラーモードの選択などができ、白紙ページ削除機能やサイズ自動検出機能、裏移り低減機能などにも対応する。一部対応していない自動補正機能などもあるが、ちょっとした書類をすぐにスキャンしてタブレットに保存したいといった用途にはかなり便利に使える。

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