PC周辺機器/スキャナの選び方

電子書籍の自炊にお薦めのスキャナ5選(4ページ目)

ソニー「Reader」の新モデルや楽天「kobo」、アップル「iPad mini」、アマゾン「Kindle Fire」などが発売され、電子書籍が注目を集めている。一方で、紙の書籍などをスキャンして電子化する“自炊”と呼ばれる行為も一部のユーザーに人気だ。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

2位 ブラザー「ADS-2000」

ブラザーの「ADS-2000」は、コストパフォーマンスがかなり高いドキュメントスキャナだ。ADFには最大50枚まで搭載可能で、プラスチックカードのスキャンにも対応する。スキャン速度はカラーも白黒も最大で毎分24枚となかなか速い。

ブラザーの「ADS-2000」

ブラザーの「ADS-2000」



魅力の一つは「スキャン to USB」機能だ。本体側面にUSB端子を搭載しており、USBメモリーなどを接続できる。スキャンしたデータをUSBメモリーに直接保存できるというのがこの機種ならではのユニークな機能となっている。

本体でスキャンした原稿を、USBケーブルで接続したパソコン経由でネットワーク上の共有フォルダーなどに保存する機能も備えている。パソコンを起動している必要はあるが、本体の操作だけでスキャンから保存まで行えるというのが手軽な点といえる。

上位モデルとして液晶ディスプレイを搭載し、有線・無線LAN機能を内蔵するクラウド対応モデル「ADS-2500W」も用意している。

ADS-2500Wは実勢で5万円弱となかなかの価格だが、直接スキャンしたデータをスマートフォンやタブレットに送ることができる。EvernoteやGoogle Docs、Dropboxなどのクラウドサービスに直接保存できるなど、かなりネットワーク機能が充実したモデルだ。予算が許せば上位モデルもお薦めしたい。
 

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