ビジネスライクから上質なスポーティ空間に
インテリアでは、スポーティなだけではなく上質さを演出するクロームの縁取りが見事で、マイナー前のQ5は「S-line」をのぞくと、やや地味なインパネだっただけに他のアウディに追いついた印象だ。
新世代のHDDナビゲーションを搭載したマルチメディアインターフェイスの「MMI 3G Plus」も弟分のQ3などと同じ操作感で、慣れは必要だがナビやオーディオ、車両設定などを手元で操作できる。
装備では「アウディドライブセレクト」をはじめ、「アダプティブクルーズコントロール」、車線変更時に危険と判断するとドアミラーのライトが点灯、ウインカーを出した状態だとドアミラーのライトが点灯する「アウディ サイドアシスト」などをオプションで設定している。
さらに、60km/h以上で走行している際に車線を逸脱すると、ステアリングの自動修正をする「アウディ アクティブレーンアシスト」もオプションで用意するなど、最新の安全デバイスも満載する。
Q5完全復活!
Q3の登場で、Q5の存在は薄れたかな、などと思っていた矢先のビッグマイナーチェンジ。狭い住宅街や都市部でスマートに乗るならQ3はやはり魅力的だが、街中だけでなく、遠くのリゾート地まで季節を問わず安心して走りたいとなると、Q5のフラットライドでパワフルな高速走行性とラゲッジの広さはやはり捨てがたい。
今回は短時間だったが、もっと長距離を走りたいと思わせてくれた。このマイナーチェンジは4年ぶりのテコ入れだが、実に勘所を押さえるのが巧みだなと感心させられた。