タフネスさはそのままに性能アップ
G'zOneシリーズといえば、NECカシオモバイルコミュニケーションズが開発する、防水、防塵、そして耐衝撃性能をも備えたau向けのアウトドア向けタフネス携帯電話として知られています。前機種の「IS11CA」は、スマートフォンながら耐衝撃性をも実現したことで一躍注目を集めましたが、2012年冬モデルとして投入された後継機「G'zOne TYPE-L CAL21」は、タフネス性能はそのままに、新たな機能を搭載しよりパワーアップしています。まずは外観ですが、やはりスマートフォンの核となる部分を、フレームとバンパーでがっちり支える独特のデザインが印象的です。サイズは約69(w)×134(h)×14.7mm(d)、約181g。最も厚い部分で15.9mmと、一般的なスマートフォンと比べると厚みと重さが目立ちますが、フレームがディスプレイよりも出っ張っており、下にして落としても平坦な場所であればディスプレイが直接触れない仕組みとなっているなど、衝撃から守るさまざまな工夫がなされていることから、その厚みにも納得です。
フレームや機構、素材などにさまざまな工夫をしたことによって、実現されているのがそのタフネスさです。水に沈めても大丈夫というIPX5/8の防水性能に加え、IP5Xの防塵性能、そして米国の国防総省が定めた“MIL規格”に準拠した耐衝撃性能と、他のスマートフォンでは考えられないタフさを備えています。
ディスプレイサイズは4インチと、前機種の3.6インチから大幅にサイズアップしています。他にもCPUはシングルコアからデュアルコアに、通信も3Gから、下り75Mbpsでの通信が可能なLTEに、そしてOSはAndroid 2.3から4.0にと、タフネスさを維持しながらも確実にスペックアップしている点は見逃せません。
次は、G'zGEARの新機能について説明します。