ペナン名物料理4 オタオタ
オタオタ3リンギ(約75円)。ホッケンミーの「海安飯店」に行商していたおばちゃんから購入
オタオタを売るおばちゃんと私。営業トークが軽快で楽しい。ふわふわのオタオタ、おいしかった!
先のホッケンミーに続き、これもクアラルンプールのオタオタとは形状が違っています。ふわふわムース状のオタオタで、白身魚、レモングラス、コブミカンの葉などのバーブ、ココナッツミルク、卵を混ぜて、バナナの葉に包んで蒸したもの。マレーシア版茶わん蒸しといった感じです。アジアのハーブが香り高く、ふるふるの食感が前菜にぴったり。その場で調理をする必要がないので、持ち帰り用のお菓子のように陳列されています。
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前ページの「海安飯店」にて。
ペナン名物料理5 チェンドル
チェンドル1リンギ(約25円)。「Joo Hoi Cafe/愉園茶室」の脇にある屋台
チェンドルの持ち帰りは、ビニール袋に詰めてくれる。これはかき氷というよりも、スムージーだと思う
じりじりと太陽が照りつけるペナンで涼を求めるなら、ぜひチェンドルをおともに! チェンドルとは、パンダンで香りをつけた緑のゼリーが入ったかき氷。削った氷の上に、つるんとした食感のゼリーと小豆をのせ、黒蜜、ココナッツミルクをたっぷりかけます。和菓子にも通じる優しい甘みで、みるみる体力が回復してきます。ただ暑さで、みるみるうちに氷が溶けていくので、時間とも勝負です。ちなみに、お店の中に持ち込んで食べると、プラス50センかかります。
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前ページの愉園茶室の脇にあります。
まだまだおいしいもの三昧! シーフード、ニョニャ、インド系
TV番組「アジぷ」で高田純次さんも訪問した海鮮専門店「バリハイ」
海に囲まれたペナンのシーフードは格別! 中心地のジョンカー通りからタクシーで20分ほどの海岸沿いガーニードライブとよばれる地域には、シーフード専門店が並んでいます。注文はメニュー表から選んでもいいし、生簀の前で「この蟹をチリソースで炒めて」と頼んでもOK。調理法が分からなければ「海老をあっさり目でお願い」「海老をビールに合うような料理でね」「おすすめでヨロシク!」と気分でお願いしてもいいのです。マレーシアは英語が通じる国なので注文は英語で大丈夫。梅干を調味料に使った蒸し魚料理・潮州フィッシュ、バタープロウンがおすすめです。
ペナンの人は話好きで、人懐っこい。このおばちゃんは「これ、食べてみたら」と果物をくれた
マレーシアでおいしい料理にたどり着く大鉄則は、何度もお伝えしているとおり、地元の人に聞くことです。とくにペナンの人は親切で、道に迷っていると知れば、頼みもしないのに「こっちだよ!」と連れていってくれたり、アノ果物なんだろう~と見つめていたら、それを食べていたおばちゃんがつかつかと寄ってきて「これ、食べてみたら?」とその果物をくれたりします。
ガイドブックやこのサイトで知識を頭に入れたら、ぜひ「おいしいアッサム・ラクサを教えて~」と現地で聞いてみて。そこから広がる会話や、アッサム・ラクサを語るペナン子の笑顔こそが、マレーシアグルメをさらにおいしくするのです。
※参考文献 『マラッカ ペナン 世界遺産の街を歩く 』 (地球の歩き方GEM STONE)