旅人をあたたかく迎え、疲れを癒してくれる「甘酒茶屋」
天下の剣と称される箱根の厳しい峠、畑宿と箱根宿のちょうど中間である二子山に、400年前から続く江戸初期創業の甘酒茶屋があります。店の前を走る県道は、昔からの街道と同じ線形を描いています。老朽化に伴い2009年4月にリニューアルオープンし、茅ぶきの屋根となった店構えは江戸当時の面影を偲ばせます。昔も今も、旅人をあたたかく迎え、疲れを癒してくれるのは一杯の「甘酒」(400円)です。麹の甘味が体中にしみわたります。甘酒というと、お正月あたりの寒い日、冷えた体を暖めるために飲むことが多いですが、実は、甘酒は、その昔は夏の飲み物として親しまれていました。甘酒には栄養豊富で体力回復に優れていることから夏バテを防ぐ効果があるそうです。ここ甘酒茶屋でも、夏になると冷やした甘酒をいただくことができます。
甘酒と一緒に是非いただきたいのが備長炭でふっくら焼いた「力餅」(ひと皿にお餅2つで450円)。醤油の香りが香ばしい「いそべ」、ほのかに甘いきな粉の「うぐいす」、きな粉にすり立ての黒ごまを混ぜた「黒ごま」の3種類からお好きなものをどうぞ。
■甘酒茶屋
場所: 箱根町畑宿二子山395-1
電話: 0460-83-6418
営業時間: 7:00-17:30(年中無休)
アクセス: 箱根登山バス「甘酒茶屋」下車すぐ
URL:http://www.amasake-chaya.jp/
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