書き続けることに慣れるところから始める
- 編集部でバイトをしましょう。本や冊子を作る工程も理解できますし、記事を書いてどういった流れでメディアに掲載されるのかが分かると、締め切りの大切さがよくわかります。また、「コネ」作りにも役立つかも。
- 毎日(せめて2~3日ごと)に日記などを書く。まずはひたすら書き続けることに慣れましょう。
- 書くことに慣れたら、投稿サイトやコンテストなどにどんどん応募して、さらに書きまくる。マンガ家でも画家でもそうですが、書きまくってこそ、やっとなにかをつかめるようになると思います。
- 書いたものを人に見せる。自分の書きたい事が、読む側にとって読みたいものとは限りません。そのズレを知っておくべく、客観的な感想はとても大切です。
大切なのは「好奇心」と「律儀さ」
- 好奇心旺盛。正直、文章は誰でも書けます。ただ、文章の中身は、筆者自身の経験と想像の範囲でつづられるものです。可能な限り、「ひきだし」を増やしておくべき。ちなみに『嵐が丘』のエミリー・ブロンテはモデルなど一切なしに、想像だけで書き上げたそうですが、複雑な現代にはある程度の知識や経験も織り交ぜてある方がリアリティが出てくるでしょう。
- 律儀さ。締め切りを守るのは当然ですが、担当者さんとのやりとりもあります。どこかのコンテストに応募するにしても、それを見てくださる方々がいらっしゃるわけです。その周囲の方々への気配りを忘れずに。ちなみに「気配り」といわれて、その方法がパッと5つくらい思いついた方は素質大アリです。
これから小説家を目指すなら
って、まだ正直語れるほどの立場でもないのですが……。経験者に限った募集でしたが、かつてパソコン雑誌の編集部でバイトをしていたこともあり、とあるサイトの恋愛短編小説のライターに応募させて頂きました。不定期ながらもいくつかお仕事を頂き、好評を頂いているとのことです。
何度かお仕事を頂くうち、読み手側のニーズはつかめているのかな、と自信が持てるようになりました。
テレビ・本・ネットなどで、世間に今何が求められているのかを考えるクセをつけるといいと思います。それとは別に、自分の考えもはっきりと持つことも大切。書きたいこととニーズにうまく折り合いをつけて、自分の世界を織り上げていきましょう。