約90%の世帯が加入している保険。今後、増税や社会保険料アップ、電気料金やガソリン代の値上げなどで支出が増える一方なのに、収入は現状維持か減る傾向の人も多いことでしょう。こんな状況の中、家計のやりくりのために保険を見直す人が増えそうです。保険をなくしたり、極端に減らしたりしすぎると、何かあったときは困ることに。そこで、必要最低限の保障を月1000円台からの保険料でカバーできる“割安保険”の事例を紹介します。

家計が厳しくても最低限の保障は準備して!

家計が厳しくとも保険をカットしすぎると、万一のときの不安が残るばかり……

家計が厳しくとも保険をカットしすぎると、万一のときの不安が残るばかり……

保険で準備しておいた方がいい保障は、死亡保障と医療保障です。死亡保障は扶養している家族が生活に困らないようにするため、医療保障は自分が入院したときの医療費負担に備えるために必要なものです。どちらの保障も、準備していない、または保障額が少なすぎると、死亡後の家族の生活保障や入院時の支出に満足な備えができません。死亡時の生活保障の準備不足は、より深刻です。

家計が厳しくなると支出カットの効果が大きいので、真っ先に生命保険が見直しの対象になります。保険を見直すのはいいのですが、必要最低限の保障は残しておくようにしてください。以下の保障は確保したいものです。

□■□ 必要最低限の死亡保障の目安 □■□
・ 幼児のいる夫は2000万円~3000万円(自営・自由業の夫は3000万~4000万円)
・ 働く妻は2000万円程度
□■□ 必要最低限の医療保障の目安 □■□
入院日額5000円


割安保険にはワケがある!

家計への負担をかけずに必要最低限の保障を得るには、割安保険を利用するといいでしょう。割安といっても「安かろう悪かろう」の保険ではありません。保険料が割安な理由があるのです。

例えば死亡保障は、あらかじめ保障期間が決まっている定期保険か収入保障保険を利用すれば、保険料の負担を軽くできます。同じ保険期間で当初の保険金額が同じ場合、定期保険より収入保障保険の方が割安です。また、ネット販売の商品は営業経費をカットした分、保険料は安く設定されています。さらにタバコを吸わない人や健康な人なら非喫煙優良体、非喫煙標準体、喫煙優良体などリスク区分の保険料率を取り入れた商品を選べば、保険料の節約が可能です。

医療保障は終身医療保険を基本に考えますが、入院と手術、先進医療のシンプルな保障に絞れば保険料を抑えられます。そして、保険料の払い方を「終身払い」にすれば、60歳や65歳などで払い終わる有期払いより、保険料が安くなります。


では、次のページから、月1000円台~4000円台の費用で加入できる割安保険の事例を見て行きましょう。


取材・文/小川千尋(ファイナンシャル・プランナー)


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。