為替レート表の見方をマスターしましょう!
レート表の見方を覚えよう
その日のレートが1ドル=110円だったとします。日の丸の横に「110」と表示されていれば分かりやすいのですが、両替所によっては「0.009」と表示されている事があります。お分かりかと思いますが、前者は「1ドルが何円か」、後者は「1円が何ドルか」という表記の違いです。まず、このどちらの表記方法なのかを見極めないと、比較の結果は真逆のものになってしまいます。そのためには、おおよそのレートを予め出発前に確認しておくようにしてください。
ちなみに、世界では後者の「1円が何ドルか」の方式(つまり、現地通貨が変数)が多いですので、両替の時はまずこちらを念頭にレート表をチェックしてみてください。ご存知の通り、日本の銀行もこの方式で表示しています。
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さてそれが分かったら、今度は日の丸の横に数字が他にもある事に気が付くでしょう。それぞれ「BUYING」「SELLING」と書いてあるはずです。つまり、買いと売りです。現地に着いて、現地通貨を手に入れるのなら「BUY」の所のレートを見ます。
しかし、これは非常に例外的ですが、このケースで「SELL」の所に円→現地通貨のレートが載っている場合もあります。これは、円を売るという事は外貨を買う事であり、旅行者にとっての「売り」は両替所にとっての「買い」であるという、取引の概念が非常に相対的であるために起こる事だと思います。両替所は売りと買いの為替差益で儲けているのですから、BUYとSELLのレートには必ず開きがあります。これを利用して、究極的にはBUYとSELLのどちらを見るべきなのかが判断できます。
つまり、「円を現地通貨に変える時」は、
- 「1現地通貨が何円」方式の場合は→絶対値が大きい方のレートを見る
- 「1円が何現地通貨」方式の場合は→絶対値が小さい方のレートを見る
- 「1現地通貨が何円」方式の場合は→絶対値が小さい両替所の方がレートが良い
- 「1円が何現地通貨」方式の場合は→絶対値が大きい両替所の方がレートが良い
最後にこれは極端なケースですが、為替レートが限りなく「1」に近い場合はどうでしょうか? 旅行中は街中の値札が全て円で書かれているのと同じなので大変に楽なのですが、両替の時は少々困ってしまいます。上記どちらの表記方法なのかが、聞いてみないと確信がもてないからです。
エベレストをあしらった5ネパール・ルピー札は約5円相当
- パシフィック・フラン(ニューカレドニアやタヒチの通貨)
- ネパール・ルピー
- ケニヤ・シリング
- パキスタン・ルピー
- バヌアツ・バツ
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