夫婦関係/夫婦円満のコツ

石田純一にみる高齢パパのメリット、デメリット(2ページ目)

2012年11月5日に男の子を授かった石田純一・理子夫妻。58歳にして3人目の子供を授かった石田さんのよき夫ぶり、パパぶりに注目が集まっています。今回は石田純一さんに見る、年の差夫・高齢パパについて考えてみましょう。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

不妊治療への取り組みで好感度アップ

そんな石田さんへの好感度をさらにアップさせたと思われる要因が、夫婦での不妊治療への取り組み。理子さんのブログによれば結婚半年で夫婦で婦人科への相談に訪れたそう。以前、男性不妊の専門医日浦義仁先生のインタビューをご紹介した「赤ちゃんを作りたい夫婦に伝えたい精子のお話」の記事の中でも書きましたが、不妊の半分は男性側に理由があるもの。しかし、男性側でそれをすんなり認める人は少なく、不妊の理由を妻だけに押し付ける傾向がまだまだあります。石田さんの場合、過去の結婚でお子さんを授かっているだけに「原因は自分ではない」という思いもあったかもしれませんが、不妊を「夫婦の問題」として、一緒に取り組む姿に好感を持った方も多かったでしょうし。また、男性の不妊治療への参加に対する「恥ずかしい」「隠しておくべきもの」というイメージを一掃する、良いきっかけ作りにも一役買った感があります。

理子さんのブログでは不妊治療についてしばしば報告があり、診療に時間がかかること、体への負担が大きいことなどもコメントされています。保険のきかない不妊治療が大変高額であることも併せると、出口が見えないまま長期間にわたることが多い不妊治療がもたらす夫婦関係への影響は、かなり大きいものと考えざるを得ません。石田さんご夫婦の中でどのような葛藤があったかは知る由もありませんが、基本的には子供を授かりたいという理子さんの希望を石田さんがしっかり受け止めるというぶれない方針があったのではないかと想像できます。そういった懐の深さも結婚生活のベテラン、年の差夫ならではのメリットかもしれません。
 

年の差夫のデメリット?

妻への理解、素直な愛情表現など年の差夫・高齢パパのメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。例えば、過去の結婚生活での人間関係のごたごたが整理できていなかったり、高額の養育費の負担が続いているなど経済的なマイナス要素があるような場合。さらには加齢とともに男性の生殖能力も衰えていきますので、子づくりへの不安も考えておかなければいけません。また、たとえば石田さんの場合、理汰郎君が成人した時にはパパは78歳。定年のない芸能界であることに加え、すでに十分な資産をお持ちでいらっしゃるとは思いますが、健康面、収入面などで育児期に不安材料があることも否めないでしょう。普通のサラリーマンであるならば、なおのこと「高齢であること」のリスクは増えます。それに向けての日々の備え、リスクヘッジを、早い段階から夫婦でキチンと考えておく必要があります。

これからさらに増えそうな気配のある年の差婚・高齢パパ。夫婦お互いが相手の過去をも受け止める寛容さを持ち、将来への設計図をしっかり作ることが重要だと言えそうです。

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